幻影の構成 (ハヤカワ文庫 JA 4)
幻影の構成 (ハヤカワ文庫 JA 4) / 感想・レビュー
スターライト
近未来、人々はイミジェックスという名の小型の銀色の箱からの情報により見せかけの平和を享受していた。それに反感を持った青年ラグ・サートは一般市民から上級市民である四級市民を目指し中央市へ向かう。途中、同じ志を持った革命団と遭遇し彼らの仲間に加わったラグ。一時、その部下になりかけた一級市民のハトソン・Dとも決裂し、イミジェックス支配から人々を解放しようと立ち上がるが…。巻末の解説によると、ベスター『虎よ、虎よ!』で眉村はSFに開眼したとのことで、たしかに復讐に燃える主人公という点ではベスターの影響が見える。
2024/03/17
レンズマン
日本SFシリーズ
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