人間そっくり (ハヤカワ文庫JA)
人間そっくり (ハヤカワ文庫JA) / 感想・レビュー
Tim
火星人を題材にした小説家の元に自称火星人のファンがやってきて問答する話し。論理的なキチガイの滑稽さと、それに巻き込まれて現実と妄想の区別がつかなくなって行く小説家の心理を読者も一体になって楽しめる。反重力クッションとか時間不連続性など気になるワードが満載で理論部分に突っ込んでる箇所が最も楽しかった。
2011/01/22
もっち
端から術中、全て罠 意味も意図も分からない、分かっているのは「抜け出せない」ことだけ…こわい
2014/06/30
MIRACLE
表題作に、短編「鉛の卵」を併録したSF作品集。
2013/12/24
1977年から
1978年
蘇芳
「人間そっくり」も「鉛の卵」も言いたいことは現実の境界線が、結局のところ自我でしかないということ。そのタガが外れたことが、気ちがいだというなら、人間の世界はあまりにももろい。以前、夕方のニュースで豆腐が川を下る映像をさもありなんと流したどっきりがあったんだけど、瞬時には疑えなかった自分は火星人の素質があるのかも。
2011/12/15
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