決戦・日本シリーズ (早川文庫 JA79)
決戦・日本シリーズ (早川文庫 JA79) / 感想・レビュー
kokada_jnet
阪神対阪急で盛り上がるというのが、いまだに、よくわからんのだが。人気チームどうしの対立というなら、阪神対南海じゃないの。「熱狂的阪急ファン」がそれほど、たくさんいたんだっけ? また、阪神路線住民が阪急路線を嫌いなのはわかるが、阪急路線住民は阪神路線住民なんか相手にしないんじゃないの。なお、著者が北杜夫ファンだったため、北杜夫をモデルとした人物が登場するのも、時代を感じさせる。
2016/06/15
山口透析鉄
著者のデビュー短編集とかですね。割とシュールな短編も初期から書かれていて、ドタバタものもいいんですが、そういうのも好きですね。 ちょっと初期は筒井康隆さんの亜流っぽい作品もありますが、割とだんだん、独自の作風ができて、落語もお好きなのが見えてきましたね。 学生の頃はそこそこ読んでいました。
1985/12/21
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
昭和51年 6月15日 初版。。。無論表題作が秀逸なのだが、最初のポーリングの話とかは「ようにたんあったもんなぁ」と懐かしく読んだ。ある芸に秀でた者が課には二三人いて、バブル絶頂の頃は、月の締め日に宴席が催され、部長がいつ仕込んだかわからない、顔の半分が汗で溶けてしまった奴で腹芸をやる。すると「いやいやまずは司会から」というやつが出てきて、腹芸が始まると「よっ日本一」という太鼓持ちが現れ、終わるころには支払いが済まされ、タクシーに乗る順番まで決まっていた。
2020/12/16
kokada_jnet
都会的で洗練されている阪急グループの中で、どうして阪急ブレーブスだけ泥臭い球団カラーのままだったのかな? オリックスになり神戸をホームにして、ようやくチームカラーが変わった。
2016/06/17
co_taro
祝・阪神リーグ優勝!ということで、かんべさんの「決戦・日本シリーズ」を思い出した。ええと、どんな話しやったっけ?実家に戻り書棚を探し、あったありました、ってな感じ。しかし、まあSFなんて因果なもんで仮想空想を現実があっというまに追い越しひっくり返していく。まさか阪急近鉄が消滅して、阪急が阪神を吸収合併しちまうなんて、当時は思いもよらんかったやろうなあ。作者がこの作品に関連づけたインタビューを一切断っているというのは、読み返してみて、ネットでこれを検索して初めて知ったことなんだけれど。
2023/09/30
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