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地球はプレイン・ヨーグルト (ハヤカワ文庫 JA 114)

地球はプレイン・ヨーグルト (ハヤカワ文庫 JA 114)

地球はプレイン・ヨーグルト (ハヤカワ文庫 JA 114)

作家
梶尾真治
出版社
早川書房
発売日
1979-05-01
ISBN
9784150301149
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地球はプレイン・ヨーグルト (ハヤカワ文庫 JA 114) / 感想・レビュー

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GaGa

再読。表題作は異星人とのコミュニケーションツールとして「味覚」が扱われると言う斬新な作品である。この作品をベースとして筒井康隆の傑作短編「関節話法」も生まれたと思う。「詩帆が去る夏」はリリカルな作品で時間旅行テーマでもあり、後の「思い出エマノン」などにつながってくる。個人的にすきなのは「宇宙戦争」のパロディでもある「清太郎出初式」

2013/02/18

山口透析鉄

梶尾真治氏の作品、文庫本は割と読んでいます。デビュー作も入っていますし、入門書としても良いでしょうね。 表題作とかはちょっと筒井康隆氏の作品っぽい感もあって、ドタバタしたり、逆にデビュー作はとてもリリカルだったりで、やっぱりお上手な方ですね。 2代目社長として家業のGS経営とかをずっと続けながらもコンスタントに執筆されていて、結構好きですね。

1985/05/11

kochi

金星基地へ向かう航宙の途中で酸素不足が発覚し、二人の宇宙飛行士のうち、生き残れるのは片方のみという「冷たい方程式」的状況の下、カジシン描く主人公たちは、とんでもない解決策を思いつくのだが・・・(「フランケンシュタイン方程式」)。商業デビューかつカジシンが今も追及するテーマを扱う「美亜に・・・」、ウェルズ『宇宙戦争』の和風オマージュである「清太郎・・・」、究極の下半身ネタ「時空連続・・・」など、バラエティに富んでいて、SF好きなら世代を超えて楽しめる処女短編集。星新一の見守るような解説にほっこり。

2019/06/09

林 一歩

「詩帆が去る夏」につきる。梶尾氏の作品はこの短編集以外は未読だが他は読まなくてもいいかも...といった気分になるくらい、完成度は高いと思う。

2012/10/06

シュエパイ

はじめて読んだのは、中学生の頃だったかな。当時は、地球を示す味がプレインヨーグルトだっていう部分にくらいしか、面白さを感じられてはいなくって。今、改めて読み返したら、全編にわたって豊潤で愉快な物語だらけではないですか!出初め式が一番いい感じに好きでした。あぁ、でも真珠の話も、なにか業と言うか連鎖と言うか、なにかしらを感じられてよかったなぁ

2016/03/19

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