荒野の戦士―グイン・サーガ(2) (ハヤカワ文庫JA)
荒野の戦士―グイン・サーガ(2) (ハヤカワ文庫JA) / 感想・レビュー
徒花
ノスフェラスの大地でのモンゴールの軍隊および将軍アムネリスとの手に汗握る争いの数々。文章がうまいせいなのか、けっこう風景や人物の描写が細かいのだが、それらをサラリと読ませつつ、テンポよく物語を進ませる技量はさすがの一言。また、前巻ではそんなに活躍しなかったイシュトヴァーンやスニといった仲間たちに活躍の場が与えられ、セム族が味方になったことで、さらに大々的な戦いの気配が迫りつつ、次巻に期待がかかる。しかし、どこまで読めるのだろうか……
2017/05/09
starbro
★超大作『グイン・サーガ』シリーズ全173巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は第二巻(2/173)、全体の第一部「辺境編」承の部分、アムネリス登場、まだ大きな動きはありません🐆 https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000002112/shurui/page55/disp_pc/
2022/03/13
すしな
070-23.これをいうとあれなのですが、2巻はかなりナウシカぽくてびっくりでした。パロの王族はシータとパズーのようにも見えてきて、そう言われてみると1巻はカリオストロの城のようにも思えてきました。あとは、マリオのパックンみたいな生物も出てきたりとか、1970年代後半の作品のようですけど、日本のサブカルのエッセンス満載でした。今回から本格的に活躍し始めるイシュトヴァーンもグインと対象的に2.5枚目を軽妙に演じていて物語のテンポもよくあっという間に終わりました。
2023/06/21
文庫フリーク@灯れ松明の火
白づくめの鎧かぶと、白く長いマント、純白の駿馬―男装の美少女アムネリス公女の第一声は『その必要はない、リカード伯!』グインの中では、なぜかアムネリスに、どうしようもなく『女』を感じてしまう。ガユス魔道士・まだ凛々しい《ゴーラの赤い獅子》アストリアス・セムの一族ラクの大族長ロトー、そしてシバ。イシュトヴァーンはこの巻で《災いを呼びよせる男》と自らを呼ぶ。『ほんとにそうだね』とレムスが答えるのには苦笑を禁じえない。ノスフェラスの怪物たちよ、また逢えて嬉しいぞ!《エンゼルヘアー》《ビッグイーター》《大口》
2010/07/21
nonたん
「畜生、ありがとうなんて云うな、ありがとうなんか屁にもならねえや」それにしても騒々しい照れかただな。ぶははっ!照れてんじゃねえぞ、イシュト!やりゃー出来る奴だな。そして、おいでました!アムネリス公女!!!むぅぅ。お美しいっ!しかもツンだ!ツン!やばいぞ、リンダ頑張らないと、アムネリスに心が揺れ動くぞ~~。私の女王様もノーマンズランドに来てしまった、大丈夫なのかここ!地図見ても一向に分からぬ。グイン助けて!
2010/07/29
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