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狐と踊れ (ハヤカワ文庫 JA 142)

狐と踊れ (ハヤカワ文庫 JA 142)

狐と踊れ (ハヤカワ文庫 JA 142)

作家
神林長平
出版社
早川書房
発売日
1981-10-01
ISBN
9784150301422
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狐と踊れ (ハヤカワ文庫 JA 142) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

表題作を含め、著者の初期作品6篇を収める短編集。「狐と踊れ」は、神林長平のデビュー作。1979年の作品だ。現在の神林の原点がここにあったのかと思うと愛着がわく。しかも、ここでのテーマや語りの方法は、その後の神林の本格SFに発展していく素地が十分にあったように思う。情景の持つ閉塞的な空気感もすでに作者固有のものであり、孤独と絶望と喪失感は深い。そして、その硬質な抒情も捨てがたい。また、傍流でありながらも人気の高い「敵は海賊」の第1作も入っており、こちらの軽妙な語り口も、これはこれで楽しめるだろう。

2012/12/06

ネムル

デビュー短編を含む短編集、なんとも初々しい。と思ったら、この数年後にして既に多くの大傑作を描いてるんだよな

2013/06/17

まりこ

再読。最近、胃の調子が悪いので読みたくなった。野生の胃は強靭そうだ。

2010/03/01

ペペロニ

「忙殺」が1番面白かった。人間では対抗できないスケールの存在に翻弄される話は好き。「敵は海賊」のシリーズの方を先に何冊か読んだことがあるけど、この短編の時から軽く読める雰囲気は健在。

2014/08/30

クローカ

小説。SF短編集。こちらは旧版ということで、「敵は海賊」の方が収録されています。全6編、前半は軽SF、後半は重SFと眉村さんが解説で言っていましたが、なかなか面白い表現だと思いました。神林作品を読むのは2冊目ですが、ハードボイルドでありながらコミカルな語り口がとてもチャーミングで良かったです。「返して!」の短くもドキリとさせられる感じが好き。

2011/02/23

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