風にブギ (ハヤカワ文庫 JA 213)
風にブギ (ハヤカワ文庫 JA 213) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
ここで言われる「現象界」と「中間界」との二つの話が並行していく。しかしそれぞれの関係が、微妙に接点があるようで、なかなか見いだせない。これを「別世界に行く話」ととらえたら、わからなくなる。同じ出来事を違う視点で見ている、ととらえるべきなのか?
2015/12/11
wang
ある夜コインランドリーで裸の美女と出会う。そして二人は異世界へ転生して、ある娘を救出する使命を実行。賢者や怪力の従者、お供の動物を連れ、地獄編のような世界をさまよい、怪しい敵をかわしながら大ボスに囚われた娘を救出できるのか。という現代のラノベをいくつも混ぜ合わせたような設定。軽妙な文体で映像が思い浮かべながらどんどん読む進められる。進とススム、二人の別々の物語が平行して語られるが、ススムの書く小説が進の物語。ススムの生活の写像として物語がある。二人の主人公は優柔不断でひ弱で何もしてない。昭和58年の作。
2021/12/24
ナガサワ
今までに読んだ岬作品とは明らかに違う世界がここにあった。読み応えはあったけど、最初から最後まで通しで解けなかった謎が一つ。『並行してある物語は、どこかでクロスするのか?』その接点を考えて読み進めたのに、それが判らなかった。もしかして、最後の決断がそれ?
2012/09/25
洪七公
既読本
1986/04/14
丰
Y-20
2006/03/01
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