KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

未来視たち (ハヤカワ文庫 JA 232)

未来視たち (ハヤカワ文庫 JA 232)

未来視たち (ハヤカワ文庫 JA 232)

作家
大原まり子
出版社
早川書房
発売日
1986-11-01
ISBN
9784150302320
amazonで購入する Kindle版を購入する

未来視たち (ハヤカワ文庫 JA 232) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

papako

電子書籍セールで表紙を見た時、中学生の頃に新刊コーナーで見たことを思い出して読んでみました。この頃、天野喜孝のおっかけをしていたなぁ。とにかく彼が表紙を描いていたら、迷わず買っていた。なのに、これは読んでいなかったのか、忘れているのか。。。内容は、この時代のSFだなぁというもの。ちょっと厨二くさいなって感じました。とりとめなく、ある少年を描いていくけれど、続いているのか、別なのか。結末も何もなく。『カンパニュラの銀翼』と近い読み心地でした。

2018/09/09

眠る山猫屋

僕を本読みにしてくれた一冊だと思う。それくらいキラキラしてギラギラした世界に魅せられた小学生時代。表紙の天野喜孝さんは、雑誌連載中は挿し絵も描いていたんだ勿体無い。 この中では『アルザスの天使猫』が凄く好きだ。遥か未来の田舎惑星に現れたスノウマンと名乗る天使猫。ちょっと寂しそうでどこか抜けているような彼には、隠された力があって…誰かの為に生きたいと願ったスノウマンと、彼の力を狙う超能力者集団。この本の前半は、一大超能力者集団に取り込まれていくシンクの逃走と挫折の物語だから、変えられて戻らないシンクが悲しい

2012/05/24

TSUBASA

銀河を掌握する超能力者の巨大企業シノハラ・コンツェルン。偉大なる超能力者である大シノハラの十三人のクローンの末弟であるシンクの冒険と成長譚にスポットを当てた短編集。かなり大規模な設定のSFのごく一部を見せられた感じ。テレパシー、テレキネシス、空間超越、何でもありの超能力者の世界でかなり置いてけぼりをくらったのは否めない。それでも最後の『アルザスの天使猫』は戦闘あり、人間らしい優しさありで良かった。

2021/02/02

あぶらや

初めて読んだ大原まり子さん。本格ハードSFですね。 近未来の破産した日本で超能力者を使ったビジネスで繁栄する一族とそれに対抗するやはり超能力を持った一族との抗争。一族の支配者からクローンで生まれた超絶能力の主人公と対抗する一族の女の子、そして何処にも属さない平和を愛する天使猫。五つの連作で語られているのはその片鱗だ。構想が大きいので他の作品で話を続けているのではと探しているが、この作家の本はなかなかみつからない。

2017/11/15

イツキ

遠い未来を舞台にしたエスパーたちの物語。文体は読みやすいですが時代も惑星も超えた様々な場所を舞台に話が展開されていくのでついていくのが大変でした。

2015/05/13

感想・レビューをもっと見る