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チョコレート・パフェ浄土 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-4)

チョコレート・パフェ浄土 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-4)

チョコレート・パフェ浄土 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-4)

作家
梶尾真治
出版社
早川書房
発売日
1988-12-01
ISBN
9784150302825
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チョコレート・パフェ浄土 (ハヤカワ文庫 JA カ 2-4) / 感想・レビュー

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こら

読み友さんと行った古本市でのGET本!久しぶりの「SF!」という事で、早速読了。バラエティに富んだ10篇収録です。ブラックでドタバタな「挑戦!究極企業体」や「魔窟萬寿荘」もニヤリとするけど、「“希望基地”にてー」と「夢の神々結社」のほろ苦さが残る読後感がなんとも切ない・・・そういう意味で、ベストは「“ヒト”はかつて尼那を......」かな。やっぱりカジシンは良きかな!そして、ハヤカワのカジシンと言えばカバー・挿絵の横山えいじもまた良きかな!

2024/05/02

nbhd

奇抜なタイトルのパフェSF小説。初出は、SFマガジン87年2月号。地元図書館で、検索ワード「パフェ」でヒットした。作者は映画「黄泉がえり」の原作小説でも知られている。星新一的なショートSFだったので、内容はさておくことにして、特筆すべきは80年代におけるパフェの表象だ。主人公の38歳男性にとってパフェとは「大人の男が食べるものではなく、女性や子どもが好んで食べるもの」であり、パフェの魅惑と食すことの恥じらいが男性のなかで交差するさまが描かれている。はて「男は甘いものを好むべきでない」っていう風習の起源って

2021/12/12

kochi

金星を訪れた私が観光客に交じりやってきた“希望基地”。金星植民の最前線でのマクグレン少佐他5人の奮闘の痕も、使命の人マクグレンの英雄譚も、私の心に虚しく響くだけだった。なぜなら・・「“希望基地”にて-」。人生の一日をサクッと切り取って描き、ある種の哀感がただよう「“希望基地”にて-」は、短編としての完成度も高いし、一般誌掲載の「吉田屋前のバス停にて」もSFというジャンルにとどまらない著者の才能が現れているのでは。『黄泉がえり』やエマノンシリーズの梶尾真治の初期短編集で30年前の著者“近影”も衝撃的(^^;

2019/05/18

hirayama46

本書の前に出版された短編集『宇宙船〈仰天〉号の冒険』と同じく挿絵は横山えいじ。こちらもバラエティのあるSF短編集ということで雰囲気としては地続きな感じ。安定しております。お気に入りはセンチメンタルな「夢の神々結社」「"ヒト"はかつて尼那を……」の二編かな。B級感となんとも言えないクールなオチが印象的な「魔窟萬寿荘」も良かったです。

2018/07/29

Hachi_bee

@kajioshinji3223 さんの若かりし頃の短編集。SFマガジンが元気だったなぁ。著者の写真も若いし、お話にキノコが出てこないし。 夢の神々結社、吉田屋、尼那にしんみりとしました。

2017/05/15

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