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メンタル・フィメール (ハヤカワ文庫 JA オ 1-4)

メンタル・フィメール (ハヤカワ文庫 JA オ 1-4)

メンタル・フィメール (ハヤカワ文庫 JA オ 1-4)

作家
大原まり子
出版社
早川書房
発売日
1991-11-01
ISBN
9784150303648
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メンタル・フィメール (ハヤカワ文庫 JA オ 1-4) / 感想・レビュー

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skellig@topsy-turvy

テレビジョン都市東京を支配する大コンピュータが北シベリアのコンピュータと愛し合い、その様が何千万ものディスプレイに映し出される。頽廃都市に蹲る両性具有者と時を越える少女、少年を愛する6人の女とラフレシア、物の本質を顕現させるバジリスク。一貫して母体(子宮)めいたメカニカル都市を舞台とした、幻想的で猥雑で切ない短篇集。

2013/12/01

記憶喪失した男

詩的な短編集だった。

2015/09/12

王天上

少女マンガのような独特の読み口のポエムちっくSF。物語の持って行き方にセンスを感じる。最初の一編がちょっとあれですが、だんだん面白くなっていきますのでご安心を。

2016/03/16

葛井 基

巻頭の二篇が詰まらなかったので、表題作まで行って駄目なら捨てようと思っていたら、三篇めの時の花束で感動した。行間にイメージが迸る独特の文体が、単純なアイデアストーリーを違ったものに見せている。あとは、初期の筒井康隆としか思えないものが続く。ドタバタとセンチメンタリズムが同居しているからか。

2014/10/15

ナガサワ

難しかった。同じ世界観を持つ物語の短篇集──なのだが、巻頭に収められた『時を待つひと』だけ違う(で、これだけ判りやすい)。『母なる大地』なんて表現があるけれど、人工知能の“都市”にその概念をあてがった感じだろうか。そう考えると、表題作のメンタル・フィメールが言い当てているし一番判りやすい。都市の恋愛や痴話喧嘩なんて、思いもつかないが。

2013/02/17

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