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雨の檻 (ハヤカワ文庫 JA ス 1-1)

雨の檻 (ハヤカワ文庫 JA ス 1-1)

雨の檻 (ハヤカワ文庫 JA ス 1-1)

作家
菅浩江
出版社
早川書房
発売日
1993-04-01
ISBN
9784150303891
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雨の檻 (ハヤカワ文庫 JA ス 1-1) / 感想・レビュー

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kochi

多孔質可変ポリマー内に張り巡らされる擬似神経を形成する植物性ニューラルネットワークと多値処理型ULSI技術により、動き、喋り、感情を有する「生きた」フィギュア。自らデザインしたフィギュアの試作品を得た靖子は、自己が投影されたフィギュアから離れがたくなるが、開発元から届いた非情の通知は…『雨の檻』として出版されたが、紹介した『そばかすのフィギュア』に書名が変更されたということで、こちらが好きな人が多かったかも。魔法のようなテクノロジーが実現した靖子と「生きた」フィギュアの悲しい交流には静かな美しさが。

2019/11/15

miroku

菅浩江はやはり良い。感性あふれる第一短編集に大満足。

2013/03/15

ひょろ

菅浩江さんの作品のイメージっていつもとても澄んだ青というイメージがある。たぶん「ブルー・フライト」のせい。でも澄んではいるけれど、よく目を凝らすとダークなものも見えてくる。それもまた味なのだと思う。「セピアの迷彩」「そばかすのフィギア」が特に好き。「セピアの迷彩」は「五人姉妹」とちょっと似ているかな。

2016/02/08

k16

20120305読了。 短編集。 好きなのは 「カーマイン・レッド」 「そばかすのフィギュア」 かな。 書き下ろしの「お夏 清十郎」もとっつきにくいものの、面白かった。

2012/03/05

アキ

SFは苦手だったんだけど、読みやすいから 知らずに感情移入してしまっている。 切なくて哀しくて温かくて・・・ 今回は読後がたまらないですね。何かしら心に残る。 デビュー作の「ブルー・フライト」が高校の時に書いた作品ってのが驚いた。 「お夏 清十郎」の稽古シーンとか葛藤が 結構リアルだと思っていたら、日舞の名取さんだったのですね。 芸術へのこだわりという点で納得しました。

2013/05/29

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