ちほう・の・じだい (ハヤカワ文庫 JA カ 2-9)
ちほう・の・じだい (ハヤカワ文庫 JA カ 2-9) / 感想・レビュー
シュエパイ
おお、こっちにもあばれぐいのご主人が顔を出している!フィリッピン関係の話題は、いつの間にか仕事をするうちに普通に共通認識がモテるくらいの知識がついたなー。初めて読んでから、随分と時間が立ったんだなー。ブンガククエストと冷蔵庫がお気に入りな感じ。あでも主題作の怖い感じも好きですよ!そして、一番よかったのは”偶然”のお話!あぁ、ドゥームとかフェートとかがもたらす偶然って、一体どんな感じになっていたんだろうなぁ
2016/03/19
hirayama46
主に90年代中頃に発表された短編集。RPGやガチャポンを題材にした作品もあり、時代を感じさせますね。ふたつとも80年代からそれなりに流行っていたので、あるいは当時のほうが流行のペースはややゆっくりしていたのかもしれませんね。お気に入りはわたしがスラップスティック寄りの話が好みのためか、「怒りの搾麺」、「"偶然"養殖業」あたりが楽しく読めました。ノスタルジーに寄った「時の果の色彩」あたりも良いものでした。
2024/09/04
satsuki
「世にも奇妙な物語」のような短編集…と思ったら、まさに「世にも奇妙な物語」の原作があってニヤリとした。『絶唱の瞬間(カラオケ・オブ・デス)』。時代を感じる話が多い。
2015/10/02
morisoba
短編集。表題作はかなり衝撃的で印象に残ったが、それ以外は……うーん、どうもいまいち。あらすじで「ハチャメチャ、ドタバタ」と表されるものはいわゆるバカ系というか、ゆるーいSFって感じでした。タナカ氏が出てきたのには参ったな。
2014/08/19
DK
共通するのはSF的要素を主としたちょっとだけ不思議な設定だけで、シリアスあり、コメディあり、下ネタあり、冒険あり、悲しい恋の物語あり、お馴染みのタイム・トラベルありと多彩な味を楽しめる短編集。壮大な物語の中のプロローグや断片とも思えてしまう作品もあり、惜しげもなく短編にしてしまう気前の良さが勿体無いくらいで、それ故に想像の余地の大きさと余韻に酔うことができた。アホらしさが堪らない「絶唱の瞬間」とアイデアが光る「"偶然"養殖業」。
2010/04/17
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