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消えた少年 (ハヤカワ文庫 JA ア 3-4)

消えた少年 (ハヤカワ文庫 JA ア 3-4)

消えた少年 (ハヤカワ文庫 JA ア 3-4)

作家
東直己
出版社
早川書房
発売日
1998-06-01
ISBN
9784150306014
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消えた少年 (ハヤカワ文庫 JA ア 3-4) / 感想・レビュー

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りゅう☆

春子の生徒半沢が無残な姿で殺された。同時に翔一が行方不明に。翔一と意気投合した俺は春子からの依頼で翔一を探す。ポケベル登場の時代。すぐに連絡取れないのがもどかしい。生徒に不人気な教師鷺坂、村野らの福祉センター建設反対活動がどう関係するのか、調査を進める中、俺は何かを知ってるはずなのに気付いてない歯痒い感覚あり、翔一が拉致られ不安に駆られ、撹乱する捜査に戸惑ったり。半沢殺害に至るまでと、犯人に対してただただ嫌悪感しかない。俺が嘔吐するのも納得。俺に何度も訪れる臨場感ある危機一髪場面に後半は一気読みでした。

2018/03/06

セウテス

ススキノ探偵シリーズ第3弾。前作にて登場した教師の安西春子、彼女の依頼で生徒の翔一を助けた。その翔一が、友人の死を境に行方不明となってしまう。翔一は無事なのか、何処に居るのか、友人を殺害した犯人は誰なのか、疾走感あり一気に読める。主人公俺に感情移入しやすいと言うか、本人に成りきって駆け抜ける札幌の街の気持ちの良さは、実感として伝わる。登場人物の現存感が半端なく強い、それは時間の経過とともに成長しているからかも知れない。「寅さん」→「釣りばか」→「本シリーズ」、後ヒロインはやっぱり必要なんだと良く理解した。

2017/06/13

修一朗

ススキノ探偵シリーズは[俺]が洩らす,減らず口&人生観[ワイズクラックと言うらしい]が好きでたまらない。これで3冊目。読み方に慣れてきたぞ。特徴は固定電話&伝言ゲームでの時間の交錯で混乱しがちなこと。メモと栞をたっぷり準備して対抗。話は抜群に面白かった。[俺]が気に入った中学生を性倒錯者から守るために命をかける。話が何層にも重なっており,展開早い。ただ,残酷な殺し方と犯人像が整合せず違和感残った。また怪獣と対決させて終わりというのは粗っぽさを感じてしまった。丁寧にまとめてくれた方が良かったのですが…

2014/04/14

kaoru

安定の面白さ。今回はアクションシーンが良かったです。特に、ラストの犯人の暴れっぷりは圧巻。また、アウトローなのにお人好しな主人公の正義感や行動原理に共感できるので、物語にのめりこむことができます。

2016/10/06

七色一味

読破。どんなに絶望的な状況でも、前に進もうとする思考は凄い──というか、悲愴な感じも漂ってますが…。そうじゃなければ、ハードボイルドじゃないし、<俺>じゃないか。妙に人間臭さを感じた作品でした。

2012/12/14

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