探偵はひとりぼっち (ハヤカワ文庫 JA ア 3-5)
探偵はひとりぼっち (ハヤカワ文庫 JA ア 3-5) / 感想・レビュー
セウテス
【ススキノ探偵】シリーズ第4弾。友人のオカマのマサコが、突然数人によって撲殺される。真相を求めて、俺は札幌を駆けめぐるのだが、いつも居る高田は負傷入院してしまう。仲間だと思っていた人たちには、調査の協力を拒絶されてしまい、一人ぼっちだと感じる。でもまぁ、感じる本人は仕方が無いのだろうけど、決して一人なんかでは無い。人同士はそれぞれの距離感が違う場合もあるだろうし、見守る距離の仲間だっているのだから。只今回の俺のやり方は、自分だけの正義や理屈を押し通しただけで、結果が良かったのは偶々であり素直に喜べない。
2020/06/14
修一朗
ススキノ探偵シリーズ4冊目。人生の先輩に薀蓄を傾けていただく気持ちで読んでます。私もいい歳のはずだが勉強になってしまう(例:1シーメール2ガゼール3芥川の桃太郎)。蓄えた知識は東直己読書以外の活用機会はないのだが…いつも通り[マサコちゃんが可哀相]だ,という一点で,突っ込んでいったものの,今回は,いつものメンバー支援得られず。高田が活躍しないと,躍動感が足りない。ラストは肩すかしで終了。謎解きを主眼しているわけではないので,これでまぁよし…。
2014/04/18
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
ご存じススキノ探偵シリーズ、近く上映される映画の原作です。相変わらず、飲んべで、煙草が好きで、だらしなく、でも曲がったことは嫌いな「俺」のキャラは変わりなし。頭の中では大泉洋が走りまわっていました。今回はススキノで殺されたゲイバーに勤める友人の謎を探るために奔走する。全体的に今回はいつもよりも「巻き込まれて」、勝手に話が進んでいく気がしました。ラストはえっ、そっちに行くのかい!★★★
2013/04/27
gonta19
2010/2/23 Amazonより届く。 2013/5/7〜5/14 本作が原作の映画の公開にあわせて、順番を飛ばして読む。ススキノ探偵シリーズの長編第四弾。これはなかなか面白いストーリー。映画ではどう処理されているのだろうか。小野真千子さんは、映画用のキャラなんだな。 前作で知り合った春子とできちゃってるのは、ご愛嬌だが、最後の展開は驚いた。次作ではどうなっているのだろう。
2013/05/14
シロスケ
シリーズ4作目?ススキノが身近に感じられて来ました。実際には2回しか行った事ないんですけど…映画化記念のカバー裏に実は短編が掲載されているのにずいぶん後で気付きました〜
2013/09/28
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