もう一人のチャーリイ・ゴードン (ハヤカワ文庫 JA カ 2-12 ノスタルジ-篇 梶尾真治短篇傑作選)
もう一人のチャーリイ・ゴードン (ハヤカワ文庫 JA カ 2-12 ノスタルジ-篇 梶尾真治短篇傑作選) / 感想・レビュー
丘野詩果
はまってる梶尾真治さん~~~。表紙の絵をみてダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』を思い浮かべるよね。その通り。このハツカネズミの名前はアルジャーノン。本当はアルジャーノンは年寄りなんだけど、実験で若返っている。生きる希望を失った男がアルジャーノンと同じ実験の被験者となり、7歳の少年になる話。他に短編が5編。『地球屋17代目天翔けノア』はまさにブラッドベリの世界。梶尾さんが読んできたSF作家は私の大好きなジャンルなので、好きな傾向が全く一緒なのだ。『百光年ハネムーン』は心がほっこりするお話。
2013/08/05
ソル
「美亜へ贈る真珠」がすごく良かったので読んでみました。ノスタルジー編ということでロマンチック度が低めなのは仕方ないですね。「美亜…」が良かったからなぁ。この中では「芦屋家の崩壊」が面白かったです。
2013/07/24
レイ
気を紛らわせるため、崩れた本の山から適当に引っ張りだしたのがこれ。別の短篇集でも読み気に入っていた「清太郎出初式」が、やはり秀逸。こんな時に読んだら、以前と比べものにならない程胸に沁みた。
2011/03/23
Hikaru
作者のSF好きがよく伝わってくるSF短編集だった。全体的になにかのオマージュのような雰囲気。表題作は『アルジャーノンに花束を』、清太郎出初式は『宇宙戦争』の梶尾版だった。
2015/08/30
みずき
どれもあたたかな掌編集。梶尾さんはロマンチストだなあ。かわいらしい。
2015/07/29
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