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探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)

探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)

探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)

作家
東直己
出版社
早川書房
発売日
2004-02-10
ISBN
9784150307493
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探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA) / 感想・レビュー

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セウテス

【ススキノ探偵シリーズ】第5弾。前作のラストで、恋人が妊娠した事を知っての今作。なんでだろー「俺」は既に45歳になっているとは、衝撃的だが何故15年飛んだのか。なんとなく自分を振り返ってみると、この年齢の15年は速く過ぎるという事実がある。そして将来を観ない無鉄砲な年齢から、振り返る思い出は楽しいばかりではないと、理解している年齢が40代に感じる。今回俺は、かつての恋人の頼みから、吹雪の果ての田舎町へと向かう。こだわりを棄てきれない奴は、哀愁を友として生きるのだろう。大人の階段には降りもある、意味深です。

2021/04/11

gonta19

2010/12/18 Amazonより届く。2015/12/11〜12/182年半ぶりのススキノ探偵シリーズ。久しぶりで忘れてしまっているのかもしれないが、「俺」って45歳だったんだ。春子さんと結婚してたこともすっかり忘れてた。映画で大泉洋さんが演じていたこともあり、痩せているイメージが植えつけられていたが、太ってたのね。今作品では、ススキノを離れ、斗己誕を舞台に暴れまわる。最後のシーンのせつなさは一級品。これなんかも、映画化に向いていると思うけどなぁ、第3弾はないのかな?

2015/12/18

修一朗

前作の春子の妊娠以来14年経った。探偵は45歳中年オジサンになって,携帯電話の時代だ。ケラーオオハタ,恵迪寮の電話はもう使わない。このシリーズの特徴の時系列が混乱する原因でもあった固定電話での時間差伝言ゲームがなくなった。今回は希望が見えない田舎の話,町全部が敵のような不気味感,リアリティありあり。でもオレはやっぱり減らず口叩いている。今回のおばあさんヒロイン純子は設定からワケわからん。探偵巻き込んであげく結局秋田に帰っちゃった。やっぱりこのパターンなんだな…オレのやせ我慢に拍手。

2014/04/30

林 一歩

二時間一気読み。前作からいきなり十年以上経過しており、最初は面喰らいましたが面白くページを捲る手が止まる事は無かった。チャンドラーちっくなエンディングが粋で素晴らしかった。

2013/08/07

kaoru

物語内の時間が前作から十五年くらい経っている上に、舞台がうらぶれた田舎町で番外編感が強いです。なので田舎町にありがちな闇の部分を〈俺〉が引っかき回す様子はいつも通り痛快ですが、ちょっと物足りないです。

2017/05/02

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