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傀儡后 (ハヤカワJA)

傀儡后 (ハヤカワJA)

傀儡后 (ハヤカワJA)

作家
牧野修
出版社
早川書房
発売日
2005-03-24
ISBN
9784150307882
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傀儡后 (ハヤカワJA) / 感想・レビュー

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ひょろ

少々キャラを使い捨てにし過ぎている感がある。もう少し掘り下げてもよかったのではないか。また、皮膚と衣装、地球生命についての関係性がよく理解できなかった。もうちょい突っ込んで書いてもいい。だが、皮膚のフェテチックなエロさは伝わった。その点は流石マキノオサムである。

2015/12/03

なかむら

再々読、やっぱり愉しい。皮膚と世界の描写に恍惚。感覚の描写がエロい。ガジェットの一つ一つに至るまで、何かもう、たまんねえよ! 世界って猥雑で美しいよね! キャラクター等々細部の使い捨てっぷりが非常に贅沢w 物語としては読みづらい部類なんですが、読んでる最中の過程を楽しめる方は充分イケるはず。

2012/01/28

雑食奈津子

隕石の落下により、土地としても環境としても大打撃を受けた大阪の地。栄えるのは腐敗と混沌。そこで生きる美青年、探偵、謎の美女、金持ちたち。禁じられた土地へ人々が足を踏みれたとき、背化は終わりに向かう。専門学校の先生が「皮膚の外は異界」と言っていたのを思い出す。衣服さえもはや人には皮膚同然である。世界が終わる系のSFは初めてなので初体験を捧げた一冊。

2019/01/24

キーツ(Nob Arakawa)

月世界小説に続く2作目に挑戦したワケだが、アイデアは非常に買うしドラッグをキメているかのような読感も嫌いではないのだが、いかんせん吾輩の琴線にに触れるような文章表現でない事がどうにも歯がゆかった。物語が内包しているエネルギーは果てしないのにソレを掘り起こしきれないもどかしさも。原作向きの作家ではないかと思うのだがヴィジュアル化された作品も僅かと取り扱いが非常に難しい作家さんでもあるのだろう。山の様な積み本を消化したら3作目に手ぇ出しても良いが今はちょっと胃もたれ気味。

2017/03/09

がんつん

後半、もうちょっと頑張れって言いたくなったのですが、全体としては描写にスピード感や説得力があったので、それなりに最後まで楽しく読めました。登場人物の名前を覚える能力に著しく難のある私が「で、誰が誰だって?」ってならなかったのは、ひとえにキャラクターが漫画的で、名前にクセがあり、かつ、展開が分かりやすかったからですかね。肌という境界隔てた自分と他者、というような認識がテーマだからか、コミュニケーションの描写がちょっと面白い。SFらしいSFかなって、SFろくに読まない私がいってみる。

2015/04/06

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