飛鳥昔語り (ハヤカワコミック文庫 キ 4-9)
飛鳥昔語り (ハヤカワコミック文庫 キ 4-9) / 感想・レビュー
天の川
大津皇子と有間皇子が私的古代の悲劇の皇子の双璧で、「死者の書」を読むと有間皇子を思い出し…昔、この本を読んだ時から、私の中で中大兄皇子は冷酷非情な人間になり下がり、いまだに評価は低いまま。悲劇の皇子が異国の少女と出会い、自らの置かれた境遇から逃げるのではなく立ち向かおうとするその姿は(時にギャグが入るものの)辛く、この本の中だけでも別の未来が与えられたことに救われた気持ちになった。「ツィゴイネル…」の後夜祭の光景にダブる高校時代、「桜の森の…」は大島弓子風味に清原なつのらしさも発見。懐かしさ満載の一冊。
2015/10/24
anne@灯れ松明の火
読友さん貸出♪ 懐かしい~! 清原なつのさん、好きだった♪ 優しい絵、優しいお話、切ないお話も多いけれど、ちょっととぼけたところもあって、クスッとさせられながら、心にしみる。ああ~、こういう懐かしいものを読むと、ますます少女漫画館に行ってみたくなった!
2015/12/17
あさひ
最初の飛鳥昔語りが好きです。 飾り窓のあかね姉さんなども良かった。
2017/11/16
neimu
最近の漫画の絵柄にはとんと疲れてしまう。こういう描線を見るとシンプルでほっとしてしまう自分に年齢を感じるが。ちなみに有間皇子の話はハッピーエンドで良かった。あの悲劇は、万葉集を学んでいる時も辛かったから。
2013/03/17
mattya
古本のワゴンで目にして、つい懐かしくなって買いました。こんなお話だったんだな〜と思いながら読む。
2019/05/21
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