夢幻紳士 (怪奇篇) (ハヤカワコミック文庫 タ 8-6)
夢幻紳士 (怪奇篇) (ハヤカワコミック文庫 タ 8-6) / 感想・レビュー
里愛乍
たぶん最も若い時に衝撃を受けた作品。おそらく自分のあらゆる「好き」の原点のひとつ。
2021/03/31
眠る山猫屋
メディウムという雑誌(?)に載っていた怪奇編を中心に集められている。夢幻紳士のなかでは一番好きな頃。死にかけている不幸なご婦人に、魔実也が幸福な夢をみさせる『老夫婦』は、当時も今も、忘れ難い感覚を与えてくれた。怖い、グロテスクなだけではない、ロマンチックであり、尚且酩酊感すら覚えさせてくれる昭和初期の暗がり。
2017/07/02
なつ
以前読んだギャグ色の強い「冒険活劇篇」とは異なり、こちらはシリアスで深い闇を感じます。辛い生い立ちがある特殊な能力を持つ者の姿が泣けてきます・・・特に「サトリ」や「半人形」の最後が悲しすぎる。グロさだけでなく、適度なエロさ、昭和初期のレトロ感、哀愁が合わさった雰囲気が美しいです。
2017/09/05
Gin&Tonic
夢幻魔実也うつくしすぎる……。
2015/04/23
陽介@中四国読メの会参加中
コメディタッチも良いけれど、高橋葉介さんはやはりこっちの作風の方が好きだなぁ。とは言え収録作の中で一番好きなのはエロもグロもない『花火』なんですが。巻末に書き下ろしが収録されてますが、画が凄すぎ。
2012/09/30
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