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時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)

時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)

時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7)

作家
小川一水
出版社
早川書房
発売日
2007-10-25
ISBN
9784150309046
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時砂の王 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-7) / 感想・レビュー

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ehirano1

「時間枝」、ある意味「If」を創り出す世界観がとても楽しかったという印象です。また、単なる「If」ではなく、史実へ繋がるファンタジックな仮説は、正しいとか正しくないとはどうでもよく、そんな考え方もあるのだなと読んでいてとても楽しいのでした。

2024/03/20

いおむ

ひさびさにSFで純粋に面白い!と感じました最初手に取った時、薄いのでちょっと心配したが、ちょうど良い終わり方です。

2011/12/02

dr2006

語彙力と読解力に挑戦的で重厚な質感のSF作品。26世紀の太陽系人類滅亡の危機を打開する為、時間を遡行できる能力を持つ時間戦略知性体が3世紀の日本へ送り込まれた。敵である増殖型戦闘機械群に先回りして根絶し、その後の歴史を書き換える為だ。書き換えによる存在のパラドクスさえも服従させる壮大な世界観、現在のこの世界までもがこの物語の一つの時間枝に組み込まれている様な錯覚をした。初読みの小川一水、他の作品も是非読みたい。とても良かった。

2017/10/15

キャプテン

★★★★☆_<地球外侵略者vs.卑弥呼>、という突拍子もない設定を時間移動を軸に書き込められたハードSF。人類滅亡の時間軸から、人類史最終防衛時間ラインの邪馬台国が舞台というのがとても新鮮で良かった。卑弥呼と共闘するのが、滅亡時間軸から送り込まれたメッセンジャーなのだが、こいつがまた泣かせる背中してる。男は食わねど高楊枝な誇りを持ち、人類ではなく人類史という重すぎるものを背負っている。人類が得た多様性は、人類から一枚岩の強みを失わせてしまったのか。卑弥呼たちが辿り着く《希望》への道程の意味に胸が熱くなる。

2016/10/17

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

**古史古伝SF**西暦248年、不気味な物の怪に襲われた邪馬台国の女王・卑弥呼。その危機を救った"使いの王"は、聡明な彼女に2,300年後の真実を語った…。この時代こそが、人類破滅の未来を改編する最終防衛ラインであると……(紹介文・他より)――ナイス著者!人類の滅亡を掛けたタイムスリップ合戦というテーマは、映画『ターミネーター』でお馴染みです。しかしそれでも尚、読者をグイグイ引き込む筆腕はお見事の一言! ⇒続き

2013/08/24

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