さしむかいラブソング―彼女と別な彼の短篇 (ハヤカワ文庫JA―片岡義男コレクション)
さしむかいラブソング―彼女と別な彼の短篇 (ハヤカワ文庫JA―片岡義男コレクション) / 感想・レビュー
志波昌明
久しぶりに片岡義男の本を読んだ。恋愛の短編小説集で、出てくる女の子たちがカッコいい!オートバイや車もアメリカ映画を見てるみたい。しかも、相変わらずクールな小説でした。ほとんど登場人物の心理が書かれていないので、作者に突き放された感じがするし、登場人物の心理を自分の心の中に探さなくてはならないので、自分が恋愛してるようでドキドキした。
2014/10/12
ペペロニ
古さは感じるが、全体的にとても好みな短編集だった。心情描写を徹底的に排していたからこそ、登場人物たちの仕草や行動のみが際立って印象に残った。人の感情の不可思議な動きを想像してみるのが楽しい。
2015/11/10
ichico
からっとしたドライな恋愛話なのに熱いものを感じる。
2010/08/19
yourkozukata
日常的恋愛模様を描いているはずなのに、これほど読んだことがないと思わせるのはなぜだろう。意外性に富んだ結末と感情を排した文体のせいか。シビれる。
2009/05/07
hal
久し振りに片岡義男の小説を読んだ。十代終わりから二十代の私的アイドル。短篇集の最初と最後がオートバイ小説なのは編者の北上次郎によれば、オートバイだからではないようだ。40年!ぶりに読んだ作も、昔と同じようにドキドキしながら読めちゃうのは、僕が成長していないせいか?吉祥寺の書店のサイン会までバイクに乗って行き、ヘルメットにサインをもらったことも思い出す。また原付から始めるかな♪?
2016/02/09
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