機忍兵零牙 (ハヤカワ文庫 JA ツ 1-2)
機忍兵零牙 (ハヤカワ文庫 JA ツ 1-2) / 感想・レビュー
眠る山猫屋
能力バトルが山田風太郎+SFテイストなニンジャ戦記。最初は戸惑い、そして微妙だなと思い、けれど言葉遣いの卓越さに魅せられ読了。うまく乗せられた(笑)初読みの作家さんでしたが、巧い。これを読んだ以上、都筑道夫御大のニンジャ・ファンタジー『暗殺心』を再読しないわけにはいかない!という気持ちを煽られています。
2019/10/28
ヒロユキ
あの「機龍警察」の月村 了衛さんの忍者小説!うん…エンタメ小説としては良いですよね、読みやすい文章で適度にアクションがあってサクサク読めます…。しかし、あらすじを読んで期待しちゃうのは山田風太郎さんの忍法帖シリーズ…あのシリーズに比べると荒唐無稽さが足りなくてやや残念だったかな…。と言ってもよくできてるし、続編があるならぜひ読みたいものですな。
2014/03/29
geshi
山風忍法帖を現代に再現させた正統後継作品。敵のキャラクター造形とネーミング、一応の理屈をつけたド派手な忍術バトル、外連味溢れる王道展開に、こういうのでいいんだよ!と言って賛辞を惜しみなく与えたい。1対1ではなく多数戦での忍術の組み合わせや、戦う相手による相性の変化、バトルフィールドの活用など、設定部分だけではなく戦いの魅せ方もグレードアップし、一気に読めるスピード感と盛り上がり。記憶を無くした〈光牙〉の悲哀を回収した泣きの展開も直球のザ・エンターテインメント。
2016/06/10
bluemint
怪獣まで出てくる仮面の忍者赤影とサクラ大戦、枠組みはRPGと武道の団体戦。異世界での秘術を尽くした忍法合戦、科学的でありそうで幻想的な戦い。様々な要素を取り入れて面白いのだが、もう一つ没入できない。同じ著者の「ガンルージュ」は夢中になれたのだが。通勤中にさらっと読めて楽しめた。
2018/03/28
アイゼナハ@灯れ松明の火
月村了衛2作目。月村版『仮面の忍者赤影』ってとこかしら?零牙を始めとする光牙衆とか骸魔衆六機忍とかワクワクする設定は好みなんですが、拠って立つ世界が「ここ、どこなんだ?」って感じが抜け切れず、ノリきれなかったのが個人的には残念。六機忍のネーミングセンスなんて、凄く好みなんだけどなー。
2010/11/06
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