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マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-8)

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-8)

マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-8)

作家
冲方丁
出版社
早川書房
発売日
2010-10-08
ISBN
9784150310141
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マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-8) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

普段、あまりSFモノは読んでいない(決して毛嫌いしているワケではありません)のですが、今シリーズはしっかりハマらせていただきました。初読みの作家さんで、本屋大賞受賞作品『天地明察』は恥ずかしながら、まだ未読なのですがなんせ今作は読み始めたら、アッという間にその世界観に没頭し、クオリティの高いアニメ映画(映像化あり)をみているようでした。ただのSF分野に満足するコトなく、キャラの心理描写、人(?)としての成長や挫折などリアルに描かれており、SFを若干敬遠気味な方も、普通に人間ドラマとして読めると思います。

2011/12/18

さゆ

未成年娼婦のバロットがカジノディーラー兼連続殺人犯のシェルに殺されそうになったところを、万能兵器ネズミのウフコックに助けられ真実を暴いていく話。死に直面したバロットと廃棄処分にされるはずだったウフコックはその生い立ちから、社会において「生きていい」と存在を許されるためには自身の有用性を示さなければならないとして、その理由を求めていく。一方馴れ初めの中で、バロットとウフコックの間に、有用性だけでない価値がお互いに芽生えていくのにも注目。「心の殻を割れずにいるだけだ。あまりに自分を傷つけるものが多すぎて。」

2024/11/11

明智紫苑

『アノニマス』を読むまでの予習としての再読。オリジナル版を最初に読んだ時からの疑問がある。バロットって、出自の割には(失敬)色々な意味で出来が良過ぎる人なのだ。当人の出生疑惑を匂わす記述もあるし、それらの謎が『アノニマス』で明かされているのか気になる。

2016/03/17

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

レンタルショップで何気なく手に取ったSFアニメ作品の原作。筆者が沖方丁ということで読んでみることに。アニメではよく理解できなかった点が小説になると分かりやすく、しかも先にアニメを見ているおかげでキャラクター像がはっきりしているので非常に読みやすい。特にウフコック!金色のネズミで、しゃべり、主人公を励ましてくれる唯一の存在。自由自在に姿を変えられるウフコックは、時にはチョーカーに、時には特殊警棒に変化するのだがそのキャラクターが可愛すぎる!カーチェイスのシーンも緊迫していてハラハラするし、ラストが…!!

2015/06/06

ずっきん

散々勧められても手に取らなかったのは、まず、主人公が15歳の少女だという設定とこのアニメ風の表紙。未発達の体を強調するような画は、綾波から駿まで生理的に苦手である。さらに少女の成長譚とのレビューを目にするにいたって、リアル『青春の息吹と反逆』みたいなんを家族内に抱えてる現状、うんざりなんである。わたしの読書スタンスは追体験であるが、どうしても第三者的母ちゃん目線になって「あー、はいはい。わかったから、さっさとゴハン食べちゃって」……という壁を軽ーく越えてきましたよっ! 面白えええ!(咆哮) さっさと2へ♪

2021/01/26

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