グイン・サーガ・ワールド1 (ハヤカワ文庫 JA ク 0-5 グイン・サーガ続篇プロジェクト)
グイン・サーガ・ワールド1 (ハヤカワ文庫 JA ク 0-5 グイン・サーガ続篇プロジェクト) / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
久美沙織さん・牧野修さん・宵野ゆめさん・三氏による『グイン』新作外伝読了し、改めて栗本薫さんと云う作家を失ったのだ、と実感。遺稿読むよりも、栗本さん日誌読むよりも、夫・今岡清さんの語りよりも『栗本グイン』はもう読むことができないのだ、と云う現実。三氏の作品の良否ではなく、頭では理解していた『栗本オリジナルグイン』の喪失感。薄い130巻読了時越える哀しみ。三氏の新外伝チャレンジには心より拍手を贈りたい。今回のプロジェクトが『グイン』受け継ぎ、新たな創造へ向かうよう、ヤーンのお導き有りますように。
2011/06/04
ゆん@
読んでみて、やっぱり栗本さんはすごい作家さんだったんだと思い知らされました。やはり他の作家さんが書かれたものだと違和感があります。でも、このプロジェクトを続けていくうちに、外伝ではなく本編の続きが書ける作家さんが育たれて、続きを読める日が来て欲しいと思います。旦那さまのエッセイが良かったです。
2014/01/14
nonたん
これは、文庫形式の雑誌なのかな。コンビニ本みたいだし。さて、新たな三人の作家さんがグインの世界を歩き出しましたね~~。好みとしては、「宿命の宝冠」宵野ゆめさんかな。やはり、語り方に違いは有るよね~~。自分の世界観で何も揺るがず語るのと、手探りな感じの違いと言ったところかなぁ…。また、旦那様のエッセイとは…本当に栗本さん、いや中島梓さん亡くなったんですね…。改めて、ご冥福をお祈りいたします。
2011/06/08
てんてん(^^)/
何だかミニSFマガジンみたいで面白い装丁。でも、穿った見方をするなら、ハヤカワの文庫をペーパーバック化しようとする布石、プロトタイプなのではとも思える。確かに文庫の価格は高い。ペーパーバックにすればコストは抑えられるだろうが、ユーザーとしてはちょっと微妙かも。案の定、持ち歩いたら表紙がベロベロしてきた。(笑) 内容の方は、やはりというか。どうしても喪失感が浮き彫りにされてしまうように感じた。未完の短編。どうしても違和感を感じてしまう他者による外伝。最初の1行からもう世界に入って行ける様な(コメントに続く)
2011/06/21
ルナル
全てに於いてこの本の感想を語るのは難しい。グインワールドという確立された一つの世界が存在することに感慨を抱くが、だからこそ栗本氏の不在という損失感もとてつもなく大きい。
2011/06/22
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