天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-16)
天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-16) / 感想・レビュー
みっちゃん
うわあ!「被展開体」の知性体ノルルスカインとミスチフの因縁の何と壮大な事!そして「今回は宇宙農業の話か」と思わせたタック一家の物語が、第三巻のこれまた壮大な後日談になっているという〜その緻密な構成に唸らされました。少しずつこのシリーズの全容に迫っていくような、このワクワク感がたまりません!
2014/04/20
文庫フリーク@灯れ松明の火
小惑星パラスで農場を営むタックと、娘のザリーカの隠された秘密を巡る物語に、断章として挿入される〈ダダー〉被展開体のノルルスカインの誕生と6千万年を経た現在が描かれる。4巻未読だが、またしても断章は1から3・4飛ばし5へ。ドロテア・ワット再起動の鍵となるザリーカを拉致しようとする男たち。3巻で気になったロイズは、ミスチフ呑みこんだオムニフロラの支配下にあるのだろう。タックの所へ転がり込んだアニーは、ノルルスカインの固体化した副意識流のように思える。断章5のタカノは、同様にオムニフロラ&ミスチフの副意識流→
2014/08/18
ケンケン
記念すべき感想100冊目!遂にダダーの《ノルルスカイン》の出自・拡散、そして悪戯っ子こと《ミスチフ》との出会い・確執への壮大な(時間軸・天文学的距離を含めた)歴史で判明するの巻でした。宇宙農業とどんな絡みがあるんだろうと読み進めると、後半から急激に動き出しトンデモナイ展開へと発展の予感~果たして、覇権争いの行く先は…いよいよ、注目の第6巻パート1へ♪
2013/05/06
ゆう
農夫タックと被展開体ノルルスカインのパートが交互に。初読なんでよくわかってないが、これはかなり物語の核心に触れてきたのでは。 交互に来るパートのスケールの大きさと、身の丈サイズの話のギャップが面白かった。前作で挫折しそうになったが、やめなくて良かった。ようやく折り返しだが続きに期待。
2019/11/09
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
西暦2349年、小惑星パラスのオロナ盆地で農家を営むタックは一人娘のザリーカと二人暮らし。ある日、家を飛び出したザリーカを迎えに行く途中で遭遇したのは・・。シリーズ第5弾。おぼろげだったものが、この巻にきてようやくきちんとした輪郭をもった感じ。最近このシリーズを読み始めたというのに、早くも読み返したくなってきました。ダダーとミスチフとの因果関係も明らかにされたことだし、まだまだ目が離せませんね。いかにして無から文明が栄えていくのか。その過程の話が面白かったです。続編も楽しみ♪★★★★
2012/05/07
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