マルドゥック・ヴェロシティ1〔新装版〕 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-13)
マルドゥック・ヴェロシティ1〔新装版〕 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-13) / 感想・レビュー
ずっきん
ああああ、読みにくい! でも、すっげえ面白いいいい! ボイルドかっけえ。ウフコック可愛い。物語は縦軸横軸レイヤー重厚で文句なしに面白い! スクランブルより好き! でも、クランチ文体むちゃくちゃ読みにくい! プロローグが100???と思ってたら、なるほどね。二人の決別まで減っていくのか。ううううぅぅ、ゼロ読みたくねえええええ! 読むけどさ。さあ、2へ。
2021/02/04
Sato19601027
前シリーズで少女バロットの敵役を演じたボイルドを主役にした前日譚。戦争が終結した世界で用無しとなった最強の兵器人間は、法で禁じられた科学力の一時的な行使を認めるマルドゥック・スクランブル・09法の設立で能力を開放する。あたかも漫画のコマ割りのようなクランチ文体が、独特のリズムを作り出す。戦士ボイルドのキャリア回復ー覚醒剤中毒の克服/疑似重力発生装置の体内移植/無睡眠活動の被検体。相棒は、ネズミ型変身兵器であるウフコック。そして後半はオードリーの自殺の謎に迫るミステリ。これからの展開にワクワクする。
2024/03/24
明智紫苑
『アノニマス』を読むまでの復習としての再読。ウフコックがまだ若造だった頃のお話。『スクランブル』より登場人物が多いが、09メンバーたちは全員魅力的だ。しかし、『スクランブル』よりもはるかに残虐性が高い辺りは読者を選ぶだろう。この小説はミステリー小説の要素を含むので、あまりネタバレ記述は出来ないのね。
2016/03/24
geshi
『スクランブル』を読んだのがかなり前なので、内容をあまり覚えてないので、読み返せばよかったと反省。/や=や――を多用し、体言止めの多い独特な文体は、小説というよりもアニメ脚本をそのまま読んでいるような感覚。スピード感とイメージはしっかり伝わり、次第にのめり込んでいくから、読み始めの印象よりもずっととっつきやすい。濃すぎるほどのキャラのたった09メンバーたちのやり取りや、特殊能力の活躍を見るだけでも楽しい。その分、最後に訪れるであろう破滅の予感に冷やりとする。
2015/04/06
ジーザス@今日から俺は忍だよっ
辟易するようなレイプ、過激な拷問。スクランブルの前日譚。狂ってるというのが正当な評価だろう。ヴェロシティの序章は、複雑で難解な語り口でした。隙間時間などではとても理解出来ないと思うので、時間に十分な余裕を持って読み進めてほしい。宿敵ボイルドになる前の硬派ボイルド。純粋なウフコックとの関係がどのように変化していくのか?壊れるのか?引き裂かれるのか?それとも…。簡単ではない物語だが読み応えは、抜群!シリーズは、手元に集め何度も繰り返し読む程に自身の中に根付くだろう。
2024/06/19
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