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天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-19)

天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-19)

天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-19)

作家
小川一水
富安健一郎
出版社
早川書房
発売日
2013-01-25
ISBN
9784150310943
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天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-19) / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

「私はあなたたちを愛しています」あまりにさり気なく、日本語でミヒルが語った為500年の宿怨の、血も凍るマスターキーに気付けなかった。これもトラップ、これもフェイント、これもギミック。夢枕獏さんの格闘小説風に言えば、軽く握った拳を上げて柔軟なガード、左足を前に重心は低め、つま先立でリズムを刻み、油断無く対峙した本書。気が付けば仰向けに倒れ、天を見ている。何をされたかは、解る。するりと風のように懐に入られ、蛇のように腰に絡みつく腕。重力など無いかのように引っこ抜かれ、斜め後方への捻りを加えたバックドロップ。→

2014/09/24

みっちゃん

すごい!まだ胸のドキドキが収まらない。逆転また逆転!しかもどんどん絶望的な状況へ…読むのが辛い…でも頁を捲る手を止める事も出来ない。目を覆いたくなる凄惨な場面。オムニフロラに取り込まれたミスチフの恐ろしい企みのせいで、もう太陽系は死んでしまうのか!?でも、これがどうやって植民地星メニーメニーシープに繋がるの?ひょっとして惑星ハーブCって!?…ああ、早く次に進みたい!

2014/05/21

ケンケン

何も言えねぇ‥色んな意味でさ。この喪失感と絶望感の嵐が吹き荒れるクライマックス‥これで、まだ中盤なんだぜ~装丁のイラストどおり破壊されつつある全太陽系、そして多くの命・思いの数々!! ここまで、ミスチフとノルルスカインの宇宙規模で繰り広がれる覇権戦略のボタンの掛け違いに翻弄されるなんて~果たして、これがどう繋がっていくのか!? 後半は、この曲が合っていたように思う、個人的に→http://www.youtube.com/watch?v=woEzaudSHqg

2013/06/02

ゆう

あまりに破滅的で読むのが辛かった。時系列的にもうじき1巻に繋がる気配が。先が気になる。人類に未来はあるのか。正直読んでてキツいけれど、ここまで来たらラストを読まずにはいられない。

2019/12/21

geshi

天冥の標という章題の回収にテンションMAXになりシュタンドーレ総督とヴァンディ省務大臣とが嫌悪感と隔絶を乗り越え歩み寄ろうとする駆け引きが一服の清涼剤となる反面、人間らしい繋がりを否定するミヒルの災厄に絶望する。宿怨により人類すべてを飲み込んだ〈救世群〉は自ら繁殖の手立てを失い、戦争に勝者は存在せずミスチフの思惑に乗っただけというのがあまりにも無情。エレオノーラが孤独に地球を眺める姿が人類全体の黄昏を思わせ、この後どうやってハーブCに繋げるの?と不安になってしまった。

2021/05/28

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