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日本SF短篇50 I (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)

日本SF短篇50 I (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)

日本SF短篇50 I (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)

作家
光瀬龍
豊田有恒
石原藤夫
石川喬司
星新一
福島正実
野田昌宏
荒巻義雄
半村良
筒井康隆
日本SF作家クラブ
出版社
早川書房
発売日
2013-02-22
ISBN
9784150310981
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日本SF短篇50 I (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー) / 感想・レビュー

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MICK KICHI

SF作家クラブによる1963年〜1972年までの短編アンソロジー。 歴史的傑作ばかりなのでお気に入りの作品を、「退魔戦記」豊田有恒、元寇のIfの世界をスリリングに描く。「ハイウェイ惑星」石原藤夫 奇妙な星の生態系をハードSF的解釈で楽しませてくれる。「鍵」星新一、星さんの生涯ベスト3には必ず入る。「およね平吉時穴道行」半村良、山東京伝の一族をめぐる切なさ漂うタイムスリップ譚。「おれに関する情報」筒井康隆、ディックやトゥルーマンショーを思わせる社会論的考察。 この黎明期にもこれだけの作品あった事に驚愕する。

2020/09/05

亮人

このレジェンド軍団たるや!!いま読んでも古びない日本SF短篇のセレクトに驚嘆。まず光瀬龍の「墓碑銘二〇〇七年」からはじまるのが渋い。この寂寥感こそ光瀬SF。豊田有恒の「退魔戦記」も、お得意の歴史改変SFで好き。石原藤夫博士の「ハイウェイ惑星」も進化論SFの極北。荒巻義雄の「大いなる正午」は、哲学的モチーフで自分には難解だったが、別時空のビジョンが素晴らしい。半村良の「およね平吉時穴道行」は古文書解読から時間SFへと繋がっていく流れが最高。とりあえずこの時代からこのハイクオリティとは、幸せな時間だった!

2013/03/04

天の川

日本SF作家クラブ創立の1963年から一年につき短編1作ずつを紹介している1巻目。「およね平吉時穴道行」目当てで読んだのだけれど、懐かしい面々に思わず引き込まれる。子どもの頃、筒井康隆の「時をかける少女」が原作のNHKドラマ「タイムトラベラー」、星新一のショートショートをきっかけに、この人たちの本を随分読み漁っていたことを思い出した。読んでいて、50年も経つ古さを感じさせない作品が多いことにも感動。特に好きだったのは、「およね平吉時穴道行」と最初の光瀬龍の「墓碑銘2007年」。→

2017/09/06

drago @竜王戦観戦中。

1年1作で全5巻。未読作家を体験できて楽しい。まずは1巻目。☆☆☆★★  ①光瀬龍「墓碑銘2007年」:落ちにヒネリが足りない。△ ②豊田有恒「退魔戦記」:元寇は未来の軍事力で撃退したという話。○ ③石原藤夫「ハイウェイ惑星」:ハイウェイに適応・進化する生物。想像力が素晴らしい。◎ ④石川喬司「魔法つかいの夏」:何を言いたいのか。こんなのSFじゃない。× ⑤星新一「鍵」:星新一にしては面白くない。△ ⑥福島正実「過去への電話」:何が面白いのか、よく分からん。△

2014/02/27

ひびキング

今ではSFといってもあらゆる文学のジャンルと融合してどこにでも存在してる、という印象ですがこのアンソロジーにはいわゆるSFというやつがたっぷり詰まっているww 帯にある黎明と勃興の10年を1日1年、10日間で駆け抜けたw 夢のような10日間だったww 豊田有恒「退魔戦記」、半村良「およね平吉時穴道行」と日本の歴史を絡めた作品が印象に残った。荒巻義雄「大いなる正午」も大いなる存在との対話が印象深い。残念なのは一人一遍のルール。つまり今回登場した作家の作品はこの後もう登場しないということ。なんとも贅沢なアンソ

2013/04/11

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