黒猫の薔薇あるいは時間飛行 (ハヤカワ文庫 JA モ 5-4)
黒猫の薔薇あるいは時間飛行 (ハヤカワ文庫 JA モ 5-4) / 感想・レビュー
ソラ
何とも今回はもどかしい恋の話であったなぁという印象。ラストはまさかの感じで黒猫との関係性がなんともじれったい。
2015/04/30
ぐっち
パリと日本で同時進行する、黒猫と付き人の物語。遠いのに近くてドキドキします。なのに黒猫、あのラストは何?かっこつけてばかりじゃダメだから!ダメだから~!!続編ではトカゲ君に、もっとあて馬役頑張ってほしいと思います!
2015/04/18
けろり
2人が離れている中で、それぞれが出会う謎。2人で一緒に解いていた謎を別のワトソン役を連れながら解いていくこの巻。正直、初めは2人は一緒ではないのか、残念。と思いながら読み始めました。でも、読み進めていくうちに離れているからこその2人の不思議な繋がりが見えてきました。黒猫のつ付き人に対する評価や付き人の成長など、色々な見どころ(読みどころ?)がありまさした。でも、なりよりも私の心に大きく残ったのは万葉集が関係する恋と、それに基づく時間でした。いつもこの巻を読むと万葉集に触れたくなります。
2021/06/13
本木英朗
日本の現代本格ミステリ作家のひとりである作者の、シリーズ第3弾である。黒猫の渡仏から半年後。付き人は博士論文に挑む日々の中で、作家・綿谷埜枝の短編に出会う。ポオ「アッシャー家の崩壊」の構造を持つその短篇を研究するには、消えた薔薇の謎を解く必要があった。一方、パリで研究を始めた黒猫は恩師の孫娘マチルダから、亡き父がよく聴いていた音楽家の音色が変わった原因を調べてほしいと頼まれる……という話だ。今回もどちらも俺にはさっぱり分からなかったよ、うん。まあ、別にいいけれどねえ。さすが黒猫である。では、また。
2021/01/25
ダージリン
黒猫と付き人がそれぞれパリと日本で取り組むことになった恋人たちの謎。論理の展開はわからなくても、わかったつもりで読む(笑)。ただ、情景が美しく、上質なロマンチックにあふれているのでとても良いです! ラストの公園のくだりは罪つくりだ・・・(涙)。
2015/02/09
感想・レビューをもっと見る