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伊藤計劃記録 I (ハヤカワ文庫 JA イ 7-8)

伊藤計劃記録 I (ハヤカワ文庫 JA イ 7-8)

伊藤計劃記録 I (ハヤカワ文庫 JA イ 7-8)

作家
伊藤計劃
出版社
早川書房
発売日
2015-03-20
ISBN
9784150311865
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伊藤計劃記録 I (ハヤカワ文庫 JA イ 7-8) / 感想・レビュー

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ソラ

見たことのない映画であっても伊藤計劃の文章からすごく興味をひかれた。そして、同時に闘病記録としても生々しい

2015/04/04

絹恵

彼を闘病患者ではないという視点ではもう見ることは出来ないけれど、彼が咀嚼して吸収し消化してきたものを知ることが出来て良かったです。彼岸の住人に対する捉え方/考え方は今だからこそ深くなりました。病気を抱え、入院することになれば、映画や本どころではなくなってしまうけれど、でも私はこう強く思います。この世界に、映画があってよかった。本があってよかった。

2015/05/12

里愛乍

単行本からの再読ですし、はっきりいってブログなんかはまだ残ってて、本書読まなくても、今でもwebで読むことができるんです。が。にもかかわらず。文庫化してくれたのがすごく嬉しい。伊藤計劃氏の生々しい文章が手軽に持ち歩ける、すぐそこに手に取って読める、この状況が幸せすぎる。ここに挙げられている映画を全部観ているわけではないし、観る予定もないけれど、私はこの人の書く文章が好きなんですね。映画評としてではなく、彼の思考を読んでいる、その状況を楽しんでいるという感じです。

2015/04/01

白義

若書きゆえのということもあるのだろうけど、虐殺器官とか小説ではこっそり参照されるときめきメモリアル要素とかわりと隠れていたと思われるボンクラオタクのボンクラ性が濃厚に露呈されていてなんとも愛おしい記録。確かにキレキレの思考とロジックの片鱗こそ端々に現れてはいるが、それ以上に若いナード特有の執着が強い、なんとも自意識を迸らせた文章の数々に触れていると、夭逝の天才SF作家という手垢に付きすぎた言葉ではないまさに生身の隣人としての伊藤計劃が目の前に立ち現れてくる。だが、虐殺器官もハーモニーも原点はここにあるのだ

2017/04/05

masabi

【要旨】作家デビュー以前の伊藤計劃氏の文章をまとめたもの。【感想】ここで書かれた映画評のほとんどの作品はわからなかったけれども、世間の評価と真逆だった映画称賛する映画どちらもその考えが鋭いと感じさせるものばかり、しかもその語り口が軽妙ながら楽しく書いているのだろうと思わせるのは心底映画に熱中しているからこそだろう。闘病記の側面もあるが自分ならそれを公開することも明るく振る舞うこともできないと思った。

2017/03/07

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