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オービタル・クラウド 上 (ハヤカワ文庫 JA フ 4-2)

オービタル・クラウド 上 (ハヤカワ文庫 JA フ 4-2)

オービタル・クラウド 上 (ハヤカワ文庫 JA フ 4-2)

作家
藤井太洋
出版社
早川書房
発売日
2016-05-10
ISBN
9784150312282
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オービタル・クラウド 上 (ハヤカワ文庫 JA フ 4-2) / 感想・レビュー

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しんたろー

今年の読み始めは読友さん強力プッシュの本作で、藤井大洋さん初読み。正直言ってバリバリ文系に凝り固まった頭には最初の100ページ位は辛かった…言語の違う世界へ来てしまったようで、文章が頭の中で映像化してくれない…しかし200ページ頃から人物&事態も大きく動き出して面白さも判ってきた。宇宙と地球を舞台に、様々な立場の人々が交錯してサスペンスもドラマも急上昇…下巻が楽しみになった♪♪♪

2018/01/04

ナルピーチ

宇宙にIT、軍隊にCIAに諜報員と流石の日本SF大賞受賞作。壮大なスケールの大きさに圧倒される。序盤は専門用語が入り乱れ、更には人物パートが目まぐるしく移り変わっていく為、中々頭に入ってこなかった。後半にかけて繋がる人物達、動き出す物語。尻上がりに面白くなってきた!無限に広がる宇宙の様に、その膨大な情報量に飲み込まれそうになる。正直理解はできていない。でもその面白さは伝わってくる。このままの勢いで下巻に突入だ!

2022/01/29

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

初読みの作家さん。日本SF大賞、星雲賞も同時受賞と聞くと期待が高まる。2020年、イランが打ち上げたロケットブースターが地上には落下せずそのまま高度を上昇させるという奇妙な動きを示す。果たしてそこでは何が起こっているのか?その背後にあるものは?そして、これから何が起こるのか。全く展開を予想させないストーリー。続きがとっても気になります。テザー推進、ローレンツ力などなど物理用語も盛りだくさんですが、いざ、下巻へ。

2016/06/16

つねじろう

そうSFはこうでなくっちゃ。科学的合理性とその先にある夢とロマン。法螺でもきっちり論理的整合性はあるのが大事。宇宙ゴミを追いかけ流れ星の情報をWebで流すメテオニュースの主宰木村和海。彼が気付いた奇妙な動きをするゴミがとんでもない事件を引き起こす発端となる。それは宇宙規模のテロ。CIAやら宇宙防衛軍やらJAXAやら北朝鮮や中国のスパイまでやって来て大事になってしまうお話し。それぞれの登場人物のキャラも立ってる。難しい宇宙の用語や理屈は出て来るけどそれはそれSFだと割り切れば何とかなる。期待を持って下巻へ。

2016/07/30

パトラッシュ

未来世界で高度な科学技術の結晶ともいえる場を舞台に事件が起こり、解決する側もハイテクで挑む。小説や映画を問わずテクノスリラーでは常套の手法だが、そうと感じさせない波乱万丈のストーリー展開で読者を翻弄する。IT研究者にエンジニア、軍にCIAに北朝鮮工作員、大富豪とその娘など様々な登場人物が正義も悪もなく、ひたすら自分の仕事や趣味をやり続ける中にドラマが生まれる。全編を通じた主人公のいないポリフォニックな作品だが、あえて言えば「ネット時代」に否応なく包み込まれた人びとの声こそが主人公ではないか。(下巻に続く)

2020/05/15

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