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マルドゥック・アノニマス 2 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-19)

マルドゥック・アノニマス 2 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-19)

マルドゥック・アノニマス 2 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-19)

作家
冲方丁
寺田克也
出版社
早川書房
発売日
2016-09-21
ISBN
9784150312459
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マルドゥック・アノニマス 2 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-19) / 感想・レビュー

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明智紫苑

えげつない描写は前作にも負けていない。ついに、予告編通りに重要人物たちが再登場したけど、どう動くかな? かなり長くなりそうな気がしたけど、最後からして、まさか次が最終巻なのか!?

2016/09/24

ぽてち

ウフコックをはじめとする“善玉”チームと、ハンターが率いる“悪玉”チームの対決という単純な予想は早くも崩れ去った。2巻では、ウフコックはひたすら影の存在に徹し、ハンターという特異なエンハンサーを監視する。あろうことか、ハンターの能力に自分自身を投影すらしてしまうのだ。そしてハンターが唱える「均一化」とはどのようなことか? 興味は尽きない。キャラクターはほぼ出揃った(多すぎて混乱している)ようなので、この〈サイバーパンク・ノワール〉とでも呼ぶべき作品の、今後の展開に大いに期待したい。

2023/03/23

としなり

文句なく面白い。まさしくサイバーパンク・犯罪サスペンス・パワーバトル。隙の無い緊張感がいいですね。

2016/09/28

Kanonlicht

ウフコックが敵対する能力者集団への潜入を開始。集団のリーダーであるハンターは、均衡を保っていた複数の犯罪組織を内部から乗っ取り、闇の世界での勢力を増していく。悪役側に完全にスポットを当てたこの巻は、さながらピカレスクロマンといった様相。各業界を牛耳る権力者たちが集う円卓にまでたどり着いたハンターたちに、善なる者たちは今後どう対抗していくのか。登場人物が芋づる式に増えていくので、一気に読まないときっとわけわからなくなる(すでにシリーズ前作の人物は「これ誰?」状態)。

2024/03/23

活字スキー

“一匹のネズミがその生をまっとうし、価値ある死を獲得する物語”第二部、悪徳の絶頂……ハンター率いるクインテット大躍進の巻。『~スクランブル』も『~ヴェロシティ』も壮絶ながら、あくまでシティの闇で行われた、多くの市民にとって“知られざる戦い”であったが、この流れでいくと今回はシティ全域に及び、シティの根幹と存続すら揺るがす事態に発展するのではないだろうか。市長を取り巻くシザース、恐らく円卓すら容易く均一化するであろうクインテット、そしてアノニマス・レポートに触発された者達の三つ巴となるのか?

2016/10/26

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