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黒猫の約束あるいは遡行未来 (ハヤカワ文庫 JA モ 5-5)

黒猫の約束あるいは遡行未来 (ハヤカワ文庫 JA モ 5-5)

黒猫の約束あるいは遡行未来 (ハヤカワ文庫 JA モ 5-5)

作家
森晶麿
丹地陽子
出版社
早川書房
発売日
2016-10-06
ISBN
9784150312473
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黒猫の約束あるいは遡行未来 (ハヤカワ文庫 JA モ 5-5) / 感想・レビュー

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けろり

〝塔〟というものに対する見方が少し変わりました。離れた事によって眠っていた付き人の魅力が増してきて、彼女の思考の変化がよりはっきりと見えてきた巻でした。他人からみた付き人というのは新鮮でした。付き人と黒猫、彼らには必要な離れ離れの時間。今はまだ一緒にいる時ではないけれど、その次の2人のために今がある。それを強く感じさせられました。

2021/06/20

ぐっち

黒猫と付き人が別々に…という割には前半であっさり再会。やっぱ2人はそろっていたほうが良いですね。不可能建築というのが最初イメージしづらくて困りましたが、だんだん引き込まれました。おまけの短編が黒猫目線なのですが…いつもの付き人目線ではクールでミステリアスで薀蓄な黒猫も、本人視点だと予想を上回る甘々男子ですな。これからは甘猫と呼ばせていただきたい。続編も早く文庫化しますように。

2017/03/11

ぽぽ♪

単行本で既読済みです。約束の朝も既読済みですが、又本編読み直した後に読むとゴロンゴロンですね!

2017/04/24

fullhouse

読むまでにずいぶん時間がかかってしまったけれど、読みはじめると一気。イタリアの地で提示される謎と、出会うはずのないふたりの邂逅と、もどかしいほどの関係。なんともなく心地よさを感じられるシリーズ。続きを早く読みたいなぁ。

2017/02/06

ぺぱごじら

「黒猫」を読んでからポオを読むべきなのか、ポオを読んでから「黒猫」を読むと違った景色が見えるのか、とこのシリーズを手にとる度に悩むが「ポオの話には『付き人』は出てこない」という単純な事実がポオを横に置いて「黒猫」を手に取らせる(笑)。論考に鋭さを増す付き人は、まるで塔の上に座る黒猫を追いかける白猫のようで、また黒猫は白猫が自分の横に辿り着く事を疑ってもいない。互いにそっぽを向きながら隠れた手を繋ぐような二人。いつか二人が並んで寄り添う姿を思い浮かべてしまう。デザートはやや甘過ぎかも(笑)。2016-140

2016/10/13

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