誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-101)
誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-101) / 感想・レビュー
里愛乍
世界規模的な正解なんて果たしてあるのか、いやむしろ正解とは何なのか。非情に興味深いテーマを投げつけてきた作品ではありましたが、本書のように『誤解』していると分かっている方が、『正解』と盲目的に信じて疑わない人類よりは『正解』なのかもしれません。厳選されてるだけあって傑作揃い、なかなかに面白かったと思います。特に筒井さんで笑わせてもらい、ディックで流石と感心し、円城さんでぐるぐるして、野崎さんで見事と唸らせていただきました。
2017/08/19
なっぱaaua
「正解するカド」が面白くて、スピンオフなのかなと思いきや、ファーストコンタクトをテーマに集めた短編集。ファーストコンタクト?と思えない作品もありますが、全般には面白かったです。特に小川一水氏と野尻抱介氏のお話は好き。海外ものと円城塔氏はやっぱり合わないなぁ。自分に読解力が無いのか、海外モノの翻訳が苦手なのか。野﨑まど氏は独特だけど面白いので、ラストでやっとスッキリする。「正解するカド」が野﨑氏の脚本なので、毎週楽しみにしています。きっと吃驚する展開なのではないかと。
2017/05/09
BUBI
「正解するカド」があまりにも面白いので購入。未知の存在とのファーストコンタクト物が大好きなので。でも、おなじみの筒井氏や小川一水作品は楽しかったけど、海外作品は読みにくいことこの上なく、海外作品ではないけれど「イグノラムス・イグノラビムス」は意味不明、「はるかな響き」は挫折。そして、編者もあとがきで書いていますが「わが愛しき娘たちよ」はテーマ、違うでしょ。なんとか野崎まどさんの「第五の地平」までたどり着き、これはすっきり理解できたので、読後感はよかったですが、あまり人におすすめはできない一冊です(汗)
2017/05/06
小太郎
この本「正解するカド」と関係ないじゃないですか~が第一印象。あれ野崎まどの短編集でもないんだ。ほんと誤解するカド(笑)正しくは大森望が選んだファーストコンタクト傑作選、野崎まどは一応編集に名前が入ってるけど最後に載ってる短編「第五の地平」のみ。確かに質の高い作品が多く読み応えはまあまあなんだけど(半分くらいは既読でした)これがファーストコンタクトの傑作選かと言われるとちょっと疑問が残ります。無理に寄せ集めた感じが否めせん。早川もこういう雑な本作りは?です。
2022/08/01
Tadashi_N
ファーストコンタクトにも色んなタイプがある。
2021/07/07
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