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絞首台の黙示録 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-47)

絞首台の黙示録 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-47)

絞首台の黙示録 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-47)

作家
神林長平
出版社
早川書房
発売日
2018-03-20
ISBN
9784150313210
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絞首台の黙示録 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-47) / 感想・レビュー

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マリリン

初読み作家作品だが何故手にしたか記憶が不明。面白い作品だった。死刑囚邨江の刑が執行されるまでの場面から物語は始まるが、邨江は死んでいなかったのか。登場人物は少ないがドッペンベルガーなのかクローンなのか解離なのか、それとも憑依なのか。誰が誰なのか交錯し...本を閉じても眩暈がした。教誨師という存在を初めて知った。教誨師と邨江?タクミ?とのやり取りは哲学・宗教等色々な要素を含んでいて、一番惹きつけられた。人間の魂や意識、死刑制度についても深く考えさせられた。SFなのかと思うが違ったジャンルにも思えた作品。

2018/12/14

ソラ

中盤以降から一気に加速していく感じで、最後は若干すっと寒気を感じた。とはいえきちんと理解はできてはいないけれど、とても入り込まされた作品でした。

2018/06/02

そふぃあ

神林さん意識についてずっと考えてるよね?もう哲学書の域だよ。これが思弁小説ならツァラトゥストラも思弁小説だよ。ずっと書いてるテーマがぶれなくて凄いと思う。俺はこれを書きたいんだって気迫がある。私は、 ・意識=3次元に縛られないもの。 ・身体=有機機械。意識の生成装置且つ総体に収束させるための演算分子。 ・総体=意識の行き着く先。 宇宙と人間と意識の総体はウロボロスみたいな円環構造で、この世界はシミュレーションみたいなものだと考えてて、本書と通じるものがあった。

2018/08/27

なしかれー

意識の話。役割の話。世界の話。死の話。意識というのは、他者がいてこそのものだということ、ハードは問わないのだということ。そう思ったら途端に不安になる。

2018/10/07

niz001

視点の変更によるものか、途中まで酩酊感を感じながら混乱しつつ読む。教誨師を訪ねる辺りから一気に面白くなり、読み終わってみれば『ああ、やっぱり神林長平さんやった』と。

2018/05/08

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