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探偵は絵にならない (ハヤカワ文庫JA)

探偵は絵にならない (ハヤカワ文庫JA)

探偵は絵にならない (ハヤカワ文庫JA)

作家
森晶麿
くっか
出版社
早川書房
発売日
2020-02-20
ISBN
9784150314187
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探偵は絵にならない (ハヤカワ文庫JA) / 感想・レビュー

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おかむー

挫折した絵描きが姿を消した恋人を探して故郷・浜松の街でいくつかの事件に関わる連作長編。『もうすこしです』。主人公と相方のアロマテラピストとヒロインの個性はとびぬけた物もなく、アロマと絵をキーに事件の謎を解くミステリとしては目をひくような意外性もなし。それでいて最初は鬱屈した主人公のうだうだがうっとおしかったが、どの事件もスッキリ解決しないのになぜか嫌らしさの残らない不思議な後味。堅結びになった人の心をほどくまではいかないけれどすこしだけ緩める物語は、大きく響くモノはないがどこかしらにじわっと染みこむ感覚。

2020/05/17

よっしー

森さんの新しいシリーズを発見し、手に取りました。売れない画家が、恋人を追いかけて地元である浜松に帰る所から物語が始まりました。地元に戻って転がり込んた先はアロマセラピストでもある蘭都の所。どことなく不思議な距離感で過ごす二人の関係性がどこか心地良かったです。ハードボイルド小説はあまり馴染みがないので、こんな感じなのかという印象。とりあえず、続編も読もうと思います。

2024/02/18

yumiDON

自分の前から姿を消した恋人フオンを探して故郷に帰る売れない画家蒼。蒼は友人のアロマセラピスト蘭都の許に転がりこむが、おかしな依頼に度々巻き込まれる。アロマをモチーフにした謎が多く、オシャレで軽妙なハードボイルドのイメージです。ハードボイルドが軽い、って日本語がおかしいかもしれませんが、他に表しようがない。故郷の町の住民も、一癖あるような人物が多く、一筋縄ではいかない。驚愕の真相やスリルはない代わりに、リラックスして読むことの出来る連作短編の為、手にとりやすいです。

2023/02/26

hippos

蘭都とのコンビがいい味。少し、都合良すぎないか?とも思ったけど解決はほとんど蘭都のおかげ。文体は好きだし、楽しめたけれど、馴染みのない地名や方言は不要かと思った。

2022/07/17

ううちゃん

浜松が舞台と聞いて読んでみた。こんなに知ってる場所ばかりが出てくるとは。ひとつだけ名前を変えてるのはなぜだ。物語的には、ところどころハッとさせられるところもあったんだけど、全体的にぼやけている。メインストーリーがいまいち、かな。真相もなんかバタバタした感じで。主役の男にも姿を消した彼女にも魅力を感じられず、親友のアロマテラピストだけが好み。何より遠州弁が不自然なのが気になる。ほんとに浜松出身なのかな?と思ったらご両親が他地域の方だそうで。

2020/06/09

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