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日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人 (ハヤカワ文庫 JA ハ 11-4)

日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人 (ハヤカワ文庫 JA ハ 11-4)

日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人 (ハヤカワ文庫 JA ハ 11-4)

作家
新城カズマ
伴名練
出版社
早川書房
発売日
2021-07-14
ISBN
9784150314910
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日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人 (ハヤカワ文庫 JA ハ 11-4) / 感想・レビュー

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小太郎

SFに限らず幅広い活動をしている新城さん、やはり何と言っても「サマー/タイム/トラベラー」が圧倒的に良かったので、その他の作品ってどんなの書いているのか私としてはあまり知りませんでした。でも日本で一番SF好きな?伴名錬さんが選んだアンソロジーならと読んでみました。10編の中短編集、ジャンルもSFだけじゃないのものを含めた玉手箱のような一冊でした。「月を買った御夫人」「雨降りマージ」がお気に入り。ただ一番面白かったのは最後の伴名錬さんの「ゲームマスター・新城カズマは情報圏を遊歩する」でした。★3.5

2023/05/09

ひさか

10の短編を2021年7月ハヤカワJA文庫刊。日本SFの臨界点作家シリーズ2作目。振り返ると悪くない話ばかりなのだが、核になるアイデアを繰り返すギャグや勘違いで展開する読み辛い話ばかりが続くので、食傷気味になった。伴名練さんの解説が面白い。

2021/08/31

サケ太

今まで表題作以外は「島津戦記」しか読んでいなかったが、どれも面白い。根拠のあるフィクション、これが面白かった。『ジェラルド・L・エアーズ、最後の犯行』、『月を買った御婦人』が面白い。『月を買った御婦人』は個人的に歴史改変SFが大好物なので何度読んでもいい。

2021/07/26

くさてる

その昔、昭和SFの御大たちの作品を読み漁った十代の頃を思い出しました。形式や構成、扱われているガジェットの差はあれど、発想の自由さと作品の持つ力は往時に負けず面白くて力強い。自由な発想、飛躍する想像力を楽しみました。

2021/09/15

みなみ

SFを中心としつつ幅広く活躍する著者の短編集。ノアの方舟を舞台とした「ギルガメッシュ叙事詩を読みすぎた男」や自らの個人情報を売って他人の遺伝情報を買う少女達を描く「アンジー・クレーマーにさよならを」がお気に入り。伴名練さんが編集されたものを何冊か立て続けに読んだけれど、どれも安定して面白いなぁ。

2024/07/10

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