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春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)

作家
アガサ・クリスティー
中村妙子
出版社
早川書房
発売日
1973-01-01
ISBN
9784150400385
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春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) / 感想・レビュー

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いちろく

読了後に言葉が出なかった。中学生の時に既読のはずなのだけれど、当時はこの本の怖さや教訓が、本当の意味で理解出来ていなかったと思う。寧ろ、唖然としてしまった点でも本好きとして、初読の時よりは少しは変わったのかな?と。探偵も犯人も登場しないメアリ・ウェストマコット名義の作品の一遍。敢えて内容には触れないけれど、自分自身を振り返る事が出来る本は良い。

2018/03/05

goro@80.7

ロドニーは幸せなのか?ジョーンは幸せなのか?砂上の楼閣のような家族。どこの家族もそんなものか?これはジョーンが悪いのか?傷つけることで壊れてしまうよりこのまま仮面のように続ける事が大事なのか?どこの家庭も一歩奥に入れば溜息つくことばかり。

2018/01/14

ごへいもち

クリスティでなければ読まなかったと思う。残念ながら好みじゃない。でも一度は読みたいと思っていたしクリスティ制覇を目論んでいたけどミステリ以外は読まなくてもいいかなということがわかったので良しとしよう。でもなんて魅力的な邦題。中村妙子さんのつけたタイトルだそうだけど原題Absent in the Springより趣があるなぁ

2014/10/07

Wisteria

結局変わらんのかい!とツッコミつつ…。所謂、過干渉な妻であり母でありと言った所か。うんざりするけど、こういう女性は多いと思う。まだ一度でも自分と向き合ったジョーンはマシでしょ。ジョーンのせいで皆不幸だったかと言えば、それだけでもないと思うし、良き妻良き母な部分もちゃんとある。でももう一歩の所で結局変わらなかった。ジョーン自身はそれが一番幸せだろうし。家族も各々頑張るしかない。疲れるけどね、こういううるさいのが家にいると。

2015/10/11

TOMIKA306

どなたかのレビューを見て読んでみようと思ったら何故か持ってた。昭和62年16版。全く記憶にない。自分で買ったのか借りパクか? 旅の途中、悪天候で一人足止めをくらったジョーンが自分の過去を見つめ直し反省し〜の、無事帰って来たら元に戻った...と言う感じ。私自身の過去を思い出したり、母との関係を重ねたりして、なかなか重たい読書だった。当時の帯で中島梓さんが絶賛していらっしゃるのだけど、もう読む気にならない。心の平穏を保つためには、過去の事をくよくよ考えたくない。読む側の年齢にもよるのかな〜。

2024/08/12

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