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高い砦 (ハヤカワ文庫 NV 216)

高い砦 (ハヤカワ文庫 NV 216)

高い砦 (ハヤカワ文庫 NV 216)

作家
デズモンド・バグリイ
矢野徹
出版社
早川書房
発売日
1980-02-01
ISBN
9784150402167
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高い砦 (ハヤカワ文庫 NV 216) / 感想・レビュー

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サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

冒険小説の第一人者である彼の作品はどれ読んでも面白いけど、中でもこの作品がいちばん好きだ。雪山に不時着した飛行機に残された僅か十人の民間人。襲いかかる武装ゲリラとの戦い。手元には僅かな武器しかない。果たして彼らは戦いに勝ち、無事脱出できるのか?とにかくドキドキ・ハラハラの連続。そしてお約束のロマンスもあり。エンタメ系冒険小説の傑作だと思う。「われわれはまだ生きている・・・血が男の中に流れている限り、不可能ということはないんだよ。」なんとかっこいい。私の中では殿堂入りの作品。文句なしの5つ星。★★★★★ 

bookkeeper

★★★★☆ 再読。ゲリラにハイジャックされ、アンデス山中に不時着した旅客機の生存者たち。独裁政権転覆の鍵を握る男を巡って、ゲリラと峡谷に架かる橋で攻防を繰り広げる。彼らの武器は、自身の知識とスキルと地の利のみ…。 絶望的な状況下で一致団結する内に、過去のトラウマや人生の悔恨から解き放たれていく姿が感動的な冒険小説の傑作。乗客達の顔触れが、大切なスキルの持ち主達が上手いこと揃っている点は触れないのが吉(笑)。この興奮と感動の前には些細な事です。自分があの中に入ったら、誇りと勇気を持って闘えるかなぁ…?

2019/02/25

まさ

アンデス山脈に不時着し武装テロリストと戦う冒険小説――としてハラハラしながら読んだけど、時代背景もあるからか、敵勢力含め人それぞれの描き方―人種や主義、性差などをレッテルとした描き方にどうしても興ざめしてしまう。身近にあるものを使っての対抗の仕方はおもしろい。

2022/09/24

鷺@みんさー

ある程度「それはないやろ」という所は目を瞑って。エンターテイメントとして楽しみましょう。雪山で飛行機事故、しかけたテロリストにより、生き残った乗客はテロリストが攻撃を仕掛ける山を下りねばならないことに。どう考えても乗客たちに生き残るすべはないのだが、山小屋にあるものを使って中世の武器を次々再現。火弓や投石器などでテロリストと渡り合っていく。そのサバイバルバトルと、救援を呼ぶために雪山を決死の覚悟で越えようとするドラマ。二つの要素が楽しめる傑作。

goro@80.7

「血が男の中に流れている限り、不可能ということはないんだよ」バグリイの名言が物語る絶望的な状況の中で、あきらめない人々を描いた冒険小説であります。

2015/08/01

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