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八点鐘が鳴る時 (ハヤカワ文庫 NV 218)

八点鐘が鳴る時 (ハヤカワ文庫 NV 218)

八点鐘が鳴る時 (ハヤカワ文庫 NV 218)

作家
アリステア・マクリーン
矢野徹
出版社
早川書房
発売日
1980-03-01
ISBN
9784150402181
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八点鐘が鳴る時 (ハヤカワ文庫 NV 218) / 感想・レビュー

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Tetchy

スコットランド沖で暗躍する海賊たちと情報部員フィリップ・カルバートの戦いだ。これまたアクション映画のような作品。相棒を亡くし、おまけに敵は世界有数の富豪で警官も含め町全体が彼の手先になっているという四面楚歌の状態。さらにはヘリコプターに乗っては撃ち落され、命が1つでは到底足らないくらいの危難に見舞われる。そして主人公の正体が解るのは全370ページ中なんと240ページの辺り。どうもこのなかなか物語の粗筋が見えぬままにいきなり話が進んでいくスタイルが非常に私には相性が悪い。またもや物語に翻弄されてしまった。

2015/02/25

bapaksejahtera

映画化もされた海洋冒険小説。確かに映像のほうが理解しやすい。金塊を積んだ船が次々と乗っ取られ行方不明になる事件がスコットランド沖で続発。一味は遺漏なく優秀な部下を操り、地域を完璧に支配し今にも莫大な財貨を手にせんとするところだった。英国秘密情報部カルバートは部下が次々と失われる中、超人的な知恵と勇気と幸運をもとに悪漢をやっつける。文体は終始「俺は・・した」。ストーリーは順調に進むが終盤、読者には意外なプチ裏切りが起こる。しかし喇叭と共に騎兵隊(海兵隊)がやって来て。この仕掛けは必要だったのか。疑問に思う。

2021/04/08

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