闇の展覧会 1 (ハヤカワ文庫 NV 297)
闇の展覧会 1 (ハヤカワ文庫 NV 297) / 感想・レビュー
nashi
他の短篇もなかなか面白かったのだが、一編だけ長いスティーヴン・キングの中編が濃くて、読後の印象はキング色に塗られてしまった。アメリカの田舎町が不条理なパニックに飲み込まれ、各々の仕方で対処しようとする普通の人々がぶつかり合う。いかにもキングらしい設定で、主人公に感情移入しやすく、それだけに何が起きているのか分からないのが怖い。
2012/10/18
ベック
霧が目的の一冊
2010/09/20
スナギモ
長編のキングの作品『霧』が印象に強い。映画の方を先に見て、原作を拝読しましたが、個人的に映画のラストの方が納得。小説のラストは中途半端に感じてしまった。
2011/04/02
wakabon
御多分に漏れずキングの『霧』が読みたくて手に取ったが、少し期待値負けした感あり。キングの悪い面(長すぎる、その割に結末があっけなく爽快感無し)が前面に出てしまっている。それでも80年代前半までのパワー全開期なので、力業で読ませてしまうのが凄いといえばすごいのだが、モンスターにリアリティがなさ過ぎて、カバーしきれなかった印象。そこをもう少し丁寧に書けば、傑作になったかも(しかし、世間的には傑作という評価なのだが…)。
2018/01/22
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