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殺戮のチェスゲーム 上 (ハヤカワ文庫 NV シ 17-1)

殺戮のチェスゲーム 上 (ハヤカワ文庫 NV シ 17-1)

殺戮のチェスゲーム 上 (ハヤカワ文庫 NV シ 17-1)

作家
ダン・シモンズ
Dan Simmons
柿沼瑛子
出版社
早川書房
発売日
1994-11-01
ISBN
9784150407537
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殺戮のチェスゲーム 上 (ハヤカワ文庫 NV シ 17-1) / 感想・レビュー

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Ayah Book

もうすぐ年末ですが年間ベスト級の作品を読んでしまった。でも全部年内に読めるかどうか分からない。まだ序盤ですが、徐々に緊迫感が高まってゆく。これはドラマにしてほしいなぁ、絶対面白いと思う。太っているけど優雅な身のこなし、ジェンドリー保安官がかっこいいイケ熊で素敵。ナタリーさんもいかにもヒロインでいいなぁ。ダン・シモンズさん最高。

2019/11/25

とも

マインドヴァンパイアと呼ばれる人の形をした怪物との戦い。彼らは人の精神に介入し自由にコントロールできる。超絶面白い。

2023/01/01

東森久利斗

人生はゲーム、運命のマリオネット、異種 ”マインド・ヴアンパイア”のなせる業。暴力至上主義者、イデオロギー集団によるジェノサイド、洗脳、精神的支配、暴力の連鎖と血の系譜。米国南部のブードゥーな雰囲気、オカルトには最高の舞台。原書タイトル「CARRION COMFORT」(腐肉の慰め)。Carrion comfort, Despair, feast on thee、…(by Gerard Manley Hopkins)が、思慮深い。ポーンな人生で満足、ひたすら前進あるのみ。

2023/11/15

hroko

人類の一部には、他人を自分の命令通りに行動させる能力者がいて、そういう異能力者の組織に挑戦するユダヤ人の主人公、組織のメンバーではない異能者、組織のメンバーの異能者、それぞれの協力者の物語が、1980年12月20日、サウスカロライナ州チャールストンの無秩序な殺人事件をキッカケに始まります。主人公は、ナチスの強制収容所から脱走した設定ということもあって、人間の非道な行為とその正当化について、考えさせられる雰囲気です。

2015/10/18

ベック

マインドヴァンパイアというのは目新しくないとしても、それを軸にこれだけ盛り上げてしまう手腕はさすがだと思った。特筆すべきは、メラニー・フラーの不気味さである。この気の狂った妖怪婆さんとそれを取り巻くゾンビの不気味さといったら、ちょっと他では味わえない。確かな技量を感じさせる。いまでは品切れになっているみたいだが、これだけの長さの作品は書くのも大変なら、読むのも大変だと思ってしまうのかもしれない。上・中・下それぞれが六百ページ近くあるこのボリューム。読む前から、その長大さにクラクラしてしまったのだが、これが

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