殺戮のチェスゲーム 下 (ハヤカワ文庫 NV シ 17-3)
殺戮のチェスゲーム 下 (ハヤカワ文庫 NV シ 17-3) / 感想・レビュー
Ayah Book
やはりダン・シモンズさん。最終巻は作品にも出てくるチェスのように、すべての登場人物が因果応報のクライマックスへと収斂されていく。まるで大作映画を見ているかのような豪華絢爛な終焉。けれども人間臭い地道な書き込みも忘れないのがダン・シモンズさん。イスラエルでのラストシーンはぐっと胸に来た。そしてエピローグのおまけ感もクスッとさせてよい(ゾクッとかな?)。。。とにかく楽しめた圧巻の上中下巻でした。
2020/09/11
とも
やっとタイトル回収、むりやりチェスしなくてもいいと思うが。
2023/01/01
東森久利斗
人生はゲーム、運命のマリオネット、異種 ”マインド・ヴアンパイア”のなせる業。暴力至上主義者、イデオロギー集団によるジェノサイド、洗脳、精神的支配、暴力の連鎖と血の系譜。米国南部のブードゥーな雰囲気、オカルトには最高の舞台。原書タイトル「CARRION COMFORT」(腐肉の慰め)。Carrion comfort, Despair, feast on thee、…(by Gerard Manley Hopkins)が、思慮深い。ポーンな人生で満足、ひたすら前進あるのみ。
2023/11/16
ALBA
文庫で1600ページ以上はあまりにも長かったものの、最後のソールとウィリーとのマインド戦は圧巻でした。また最初嫌いだったハロッドが人間臭くて段々好きになっていったり。しかし、人名表記は全巻通して統一して欲しい。下巻で変わったりしたら誰のことかわからんくなる。 何とかもっとちゃんとした新訳が出て欲しい(内容ももうちょっと絞って欲しいけど…)続編とか、突然出たりして。。。
2016/03/19
ベック
長いけど、すんごく面白い。
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