サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)
サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV) / 感想・レビュー
ペグ
碁の心と鍛えあげた肉体の主人公ニコラス.ヘル。原案「シブミ」を読んでいませんが、ウィンズロウらしく展開が速く切れ味良いスパイ小説。ただ拷問の場面、女性蔑視(と私には感じられた)には辟易。そこはちょっと流して〜やっぱりニコラスが気になるので下巻に突入です。
2017/08/12
Tetchy
トレヴェニアンの傑作を現代きってのストーリーテラー、ドン・ウィンズロウが受け継ぎ、続編を書く。このニュースを聞いた時に私の嬉しさと云ったらなかった。『シブミ』は私が現代ミステリを読み始めた頃に読んで驚きとスリルを味わった作品。そしてウィンズロウは2年前から読み出した大好きな作家だ。これはまさに私に読むべしと告げているようなものだ!そんな期待の中、繙いた本書は一読して一気に『シブミ』の世界に舞い戻らされた。いつもの軽妙でポップなウィンズロウ節はなく、あるのはトレヴェニアンが築いたニコライ・ヘルの物語だ。
2013/01/06
うわじまお
上巻読了!
2020/08/11
Dai(ダイ)
トレヴェニアンのシブミを原案とし、ドン・ウィンズロウが書いたシブミ以前の話。ウィンズロウは初読みだが、犬の力とかの評判も良く一度読みたいと思っていた作者である。上巻の後半、いざ暗殺へという段になるとグイグイスペードが上がってくる。このテンションを保ったまま下巻に期待。
2016/12/05
緋莢
こちらも小島秀夫『創作する遺伝子 僕が愛したMEMEたち』(新潮文庫)で紹介されていて興味を惹かれて、手に取りました。『シブミ』の前日譚で、釈放と引き換えに請け負った 暗殺の仕事の様が書かれています。<原案/トレヴェニアン『シブミ』>と表紙に書かれているように、別作家の作品。『シブミ』の解説で池上冬樹が書いていますが、トレヴェニアンが亡くなった後に書かれたもので、別作家が前日譚を書くのは海外では珍しくないそうです(続く
2020/10/17
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