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オリジナル・サイコ: 異常殺人者エド・ゲインの素顔 (ハヤカワ文庫 NF 188)

オリジナル・サイコ: 異常殺人者エド・ゲインの素顔 (ハヤカワ文庫 NF 188)

オリジナル・サイコ: 異常殺人者エド・ゲインの素顔 (ハヤカワ文庫 NF 188)

作家
ハロルド シェクター
Harold Schechter
柳下毅一郎
出版社
早川書房
発売日
1995-02-01
ISBN
9784150501884
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オリジナル・サイコ: 異常殺人者エド・ゲインの素顔 (ハヤカワ文庫 NF 188) / 感想・レビュー

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GAKU

「サイコ」、「羊たちの沈黙」のモデルであり、20世紀を代表する殺人鬼、異常犯罪者と言われているエド・ゲインの幼少期から、事件の全貌、裁判から晩年までを克明に書いたノンフィクション。名前は勿論以前から知っていて、シリアルキラー、異常犯罪等のノンフィクションで、犯罪者達の一人として断片的に彼の異常行為は知っていました。しかしこの1冊で事件の全貌を知り、その悍ましさは想像を絶していました。殺人鬼というよりは精神異常犯罪者?ネクロフィリア?その猟奇性は過去のどの犯罪者よりも群を抜いています。⇒

2017/07/04

トリオネア

もしウォーデン婦人の殺人で終身刑に処されていたら、仮釈放の対象になっているはずだったのに、精神病院送りになったばかりに自由の身になれなかったのは、幸か不幸かなんとも言えない。精神障害はすべて誤診で、本当に死体が趣味だったのかも。エド・ゲインのはっきりした殺人は2人だけだし、他の事件から比べると異常殺人者という程でもないと思ってしまいます。

2019/10/18

gtn

わずかと言えば語弊があるが、エド・ゲインが犯した殺人はおそらく二名。だが、死体からはぎ取ったデスマスク、人皮を使用した籐椅子、女性を吊り下げ、豚のように解体する等、今も史上最悪のサイコパスとしてその名を残す。凶行の原因は、神として君臨した母であることは間違いなかろう。母の死後、彼が襲った二名は、どちらも母に容姿が似ていたらしい。母は彼にとって一生頭が上がらない神だったが、自由を拘束する悪魔でもあった。まさに近親憎悪。

2024/04/04

Ayah Book

フォロワー様から教えていただいた本です。異常殺人者エド・ゲインの素顔を掘り下げたノンフィクション。まず素晴らしいのは徹底的な調査、取材がなされていて、ほとんど作者の想像、憶測の描写がない点。近所の住人、警察、精神科医などの伝聞が多く、それによって客観的なエド・ゲイン像というのを知ることができる。浮かび上がってくるのは、いつも大人しくて、歪んだ笑みを浮かべた気のいい小男。そんな人物が人皮でチョッキを作り、家具を作っているとは、誰も思いもしなかった。実録物の傑作。

2022/11/07

Yoshiyuki Kobuna

エド・ゲインも大概であるが、その後の顛末すべてがおぞましい。あまりよろしくない意味で、出版された90年代当時を思い出してしまったよ。

2018/06/05

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