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キャプテンの責務 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

キャプテンの責務 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

キャプテンの責務 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

作家
リチャード フィリップス
Richard Phillips
田口俊樹
出版社
早川書房
発売日
2013-10-25
ISBN
9784150503956
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キャプテンの責務 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) / 感想・レビュー

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くみん

とても面白かった!!!フィクションではなく、著者が人質になったフィリップス船長本人なので、臨場感たっぷりドキドキの連続でした。原題は『A CAPTAIN'S DUTY 』 船長は船のトップ(最高責任者)。トップがいかに責任を持ち、部下のことを思い、ぶれずに災難に立ち向かうか。これはどんな仕事にも共通することだと痛感しました。フィリップス船長の決して諦めない強さに感動です。友人の貨物船船長も、船は密室で気が休まることがない、航海中は海賊が一番心配で怖かったと言っていました。また航海の話を聞かせてもらおうっと

2013/12/09

HM

2009年にソマリア沖で実際に起きた事件のノンフィクションの記録。人質となった船長さんの著作ということで心理描写が生々しくて手に汗を握った。映画『キャプテン・フィリップス』も公開が終わるまでに観に行かないと! 主役がジョージ・クルーニーじゃなくて残念でした~(笑)

2013/12/23

sasha

船と乗組員を守る為にソマリア海賊たちと共に救命艇で自らの船から離れ、人質になった船長が綴った手記。貨物船内で海賊たちを出し抜く為に、以前に行った訓練を活かして策略をめぐらす場面は見事の一言に尽きる。救命艇からの脱出の失敗、死の恐怖と対峙した時の心情、家族への想い等が正直に記されており、構成の巧みさもあって強烈に引き込まれるノンフィクションだ。乗客乗員を残して真っ先に逃げ出す船長もいれば、本書のフィリップス船長のように船と乗組員を守る為に船を離れる船長のいるんだよな。前者は言語道断だが。

2019/02/06

小林慎二

海賊に船を乗っ取られた船長の苦闘。護身用の武器はなし。救助が来るまで、知恵と度胸で粘り切らないとならない。レーダーを切り、無線機の周波数を変え、「機械が壊れちまった!」と馬鹿の振りをする。海賊の言うことに従いつつ、こっそり無線で船員の安全は確保したが…。 船長として、夫として、父親として、力強く含蓄のある言葉に溢れている。元気の出る一冊。

2016/01/27

絵下山堂

映画を見て、感動した結果、原作を読みたくなりました。 原作では、船長の心の動きが多種多様なに表現されており、極限の中で何を思い、どう行動したのか。 よく理解できました。 読み応え十分。 読んだ後、また映画見直そうと思いました。

2020/07/19

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