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フィルターバブル──インターネットが隠していること (ハヤカワ文庫NF)

フィルターバブル──インターネットが隠していること (ハヤカワ文庫NF)

フィルターバブル──インターネットが隠していること (ハヤカワ文庫NF)

作家
イーライ・パリサー
井口耕二
出版社
早川書房
発売日
2016-03-09
ISBN
9784150504595
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フィルターバブル──インターネットが隠していること (ハヤカワ文庫NF) / 感想・レビュー

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harass

2009年からグーグルは利用者ポリシーを変更した。閲覧する商品や記事からその利用者の嗜好からおすすめの商品などを提案するシステムを開始。同じ言葉の検索でも人によって結果が違っているという。近年、これまでになかった個人の情報を用いたネット業界の技術と応用と懸念を考察。正直、語られる懸念は予想した範囲だが、煽りは控えめで政治や広告分野や行動経済学などの多様な実例のディティールの肉付けと考察の幅の広さに感心。下手な新書などを遥かに凌駕する読みがいがあった。2011年原著の本でさらに進んでいるのだろう。良書。

2018/06/02

飯田健雄

もう読み終わって2週間くらい経ってしまった。筆者がいいたいのは、情報と知識の相違、その知識の関連づけの重要性である。多くの人々は、グーグルの検索ですべて理解できたと思い込んでしまう。一度、私は、数学者に聞いたことがある。なぜ、コンピュータで計算しないで、黒板にだらだら、長々と式を書いていくのかと。そうしたら、その数学者の解答は、黒板に書く数式は、コンピュータの既存のアルゴリズムに入っていないと答えてくれた。そう、いわゆる創造性は、コンピュータ自身が生み出してくれないのだ。

2017/10/17

ヒデキ

世の中を決めているのは、「アルゴリズム」であるなんて知りたくなかった事実を描く作品です。 すでに出版されて年月がたっている中でこの「アルゴリズム」に支配された社会の中にいるんでしょうね。 この本を読むと世間の分断が、なんでこんなに広がってきたのかを感じることができました 我々の生活が、今後、どうなっていくのか 考えてしまいます

2021/01/29

wiki

本書に書かれている内容を知らずにこれからの時代を生きることは不可能だろう。それだけ重要な問題を取り上げている現代人必読の一書だと強く推薦する。「恐れ、不安、怒り、幸福感などの感情を強く喚起する記事ほど他人と共有されることが多い。テレビがもたらすのが『下劣な世界』なら、フィルターバブルがもたらすのは『感情世界』なのだ」。その人の趣味嗜好に合わせ表示されるネット環境は、一点に集中し他に興味がなくなるアデラルという薬物の反応と同じだと指摘する。実際に検索エンジンを他人と比較して、著者の指摘する事実を確認した。

2018/07/25

ばんだねいっぺい

 インターネットの手綱を巡る争いにおいて組織されていないのは大衆だけーという一文にはちょっと笑った。 様々なバランスを考慮した上でしっかりとした法規制は必要だと思う。

2016/04/05

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