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駆け込み寺の男 ―玄秀盛― (ハヤカワ文庫 NF 474)

駆け込み寺の男 ―玄秀盛― (ハヤカワ文庫 NF 474)

駆け込み寺の男 ―玄秀盛― (ハヤカワ文庫 NF 474)

作家
佐々涼子
出版社
早川書房
発売日
2016-08-05
ISBN
9784150504748
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駆け込み寺の男 ―玄秀盛― (ハヤカワ文庫 NF 474) / 感想・レビュー

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鉄之助

「加害者と被害者、両方をケアすることでしか争いの全体像は見えてこない」との意志で、「歌舞伎町駆け込み寺」を立ち上げた 玄盛秀のドキュメンタリー。この人がとにかく、面白いのだが、著者・佐々涼子の取材ぶりも好感が持てる。

2021/03/24

マエダ

面白い。凄い男がいたものである。この自伝を読むと確かに大人の抱える悩みなど全て取るに足らないものと思えてくる。

2016/10/12

読友さんご紹介。玄秀盛、とんでもない人だ。親の愛情をこうも与えられなかったら、人間強くなるんだなぁ。ぬくぬくと育ってきた自分は、だから弱いんだよなぁ~とか、やっぱり息子も弱く育つのかな~なんてくだらないことを考えつつ読んだ。彼は、最初から親の愛情を知らずにきたから、それを寂しいとすら感じないらしいが、子供って本能で親の愛を欲するものなんじゃないかな。だからなんだかんだと言いつつも実母に会いに行ったんだよね。

2018/03/09

はつばあば

悪には悪をが正解なんです。いえね、前回読んだ「制裁女」でうけつけなかったのがここなんです。蒲公英のように絆を紡いでいく玄氏の力強さは貧しさから這い上がった者ならでは。それと時代も味方したのかも。まがい物のNPOも存在するなか、たった一度の人生でこれほどまで経験値の高い人はないだろう。どこかの大学教授のように何もかも甘やかしたような上辺だけの対応にどれだけの意味があるのか・・。あの教授の顔と表紙の顔を見比べれば、表紙の方が強面すぎて落ちるのだけど味わい深い。

2019/02/16

西

読みながらずっと、今の自分が読むべき本に出逢えた幸運を感じた。それくらいおもしろく、心に響いた本。読メがなければ、お気に入りさんが感想書かなければ出会えなかったと思うと感謝。作者の佐々さんは未読ながら有名な著書のことは知っていたが、主人公の玄さんの事は全く知らなかった。ただ、彼の言葉と行動が誰にも真似できないもので圧倒される。仏教の教えに通じることも多く、いろんなことを考えさせてくれる本だった。自分が悩んでることなんて小さなことなのに、ホント勝手に大きく膨らましてるな…と気づかせてくれる。再読すべき本

2017/06/29

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