大統領の陰謀〔新版〕 (ハヤカワ文庫 NF 529)
大統領の陰謀〔新版〕 (ハヤカワ文庫 NF 529) / 感想・レビュー
penguin-blue
民主党本部に盗聴のために不法侵入しようとして捕まった数人の男達。その中にホワイトハウス関係者が混じっていたことをきっかけとして始まった二人の若いワシントンポストの記者の事実への飽くなき追跡。十年以上前に映画版を見て衝撃を受け、見返したいと思いつつ果たせずに本を購入。あまりに登場人物が多く、日本とは異なる政府や機関の構造を理解できず読み進むのに苦労したが、これだけの情報源を根気強く切り崩し、ついにはスクープをものにして大統領を辞任にまで追い込んだ二人の記者の勇気と執念に敬服する。改めて映画版も見てみたい。
2019/04/25
彼岸花
40年前のウォーターゲート事件。登場人物が多く、いかに複雑な事件か想像に難くない。米国史上初の、現役大統領を辞任に追い込んだ衝撃的事実です。ウッドワードは当時、新人記者でしたが、バーンスタインとこの事件の真相解明に努めました。「ウッドスタイン」と呼ばれながらも(笑)根拠ある念入りな取材、ディーブ・スロートとの接触、身に迫る危険を負いながら、ジャーナリズムの誇り高き不屈の精神世界。全てがノンフィクションなのにシナリオのよう。一線で更に輝きを放つお二人に、敬意を表したいです。現在の敵は、トランプ大統領なので。
2019/03/05
まこ
とにかく登場人物多い!この時点で相当重要な事件とわかる。網目の様に複雑でマズいことを隠している。どうやって真実見つけ出すの?。主役の二人の記者はお互いの取材能力を認めているけど必要最低限の干渉しかしないのがかえって功をそうした。
2022/02/14
エドバーグ
登場人物が多く、関連性 全体像がしばしば わからなくなった。日本なら三角大福、梶山、三塚、後藤田など名前だけでピンとくるのと大違い。 なぜ、大統領の違法行為があぶりだされたのか をどうしても知りたく読み終えました。ターニングポイントはグレイFBI長官がワシントンポストの報道を肯定したことと思いました。なぜ、突然認めたのか 自分にはわかりませんでしたが、危険を冒してホワイトハウス内の人々が取材に応じたこが原動力に変わりなかった。日本ではありえないことで、非常に感銘を受けました。
2021/01/12
スプリント
ウォーターゲート事件の主人公となった記者二人の活動を追った作品です。真相にたどり着き、大統領の側近が処分されるところまでを追っています。二転三転する展開に熱くなります。
2018/12/30
感想・レビューをもっと見る