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鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-19)

鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-19)

鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-19)

作家
アガサ・クリスティー
橋本 福夫
出版社
早川書房
発売日
1979-09-01
ISBN
9784150700195
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鏡は横にひび割れて (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-19) / 感想・レビュー

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財布にジャック

な、なんて切ないミステリーなんでしょう?ドラマチック過ぎる・・・そして、悲しすぎる動機に、読み終わって放心状態になりました。ミステリーなのにもかかわらず、殺人事件や犯人当てやトリックなどは、もうどうでも良いとさえ思えてきました。ミステリーファン失格と言われても、この作品はミステリーとしてではなく、人間ドラマとして絶賛したいです!

2011/01/14

星落秋風五丈原

バントリー夫人は、ゴシントンホールをハリウッド女優マリーナ・グレッグに売却する。村の人々や関係者を呼んで行われた引越し祝いのパーティーで、突然招待客の一人が死んでしまう。その直前のマリーナの顔が「まるでシャーロット姫のようだった」と後日バントリー夫人から聞いたマープルは、殺人事件の謎をつきとめようとするのだが…。に登場したバントリー夫人がセント・メアリー・ミードも随分様変わりした

2006/05/21

たぬき君

久しぶりにクリスティーを読みたくて再読。名前が覚えにくくって手こずったがストーリーは面白かった。動機だけ途中に記憶が戻ったが流石クリスティーですね。

2024/01/03

ホースケ

ふと思い出したように本棚から手に取ったのだが、奥付は昭和56年9月、書影は『クリスタル殺人事件』が上映されていた当時のもので、実に40年以上を経ての積読が解消されることに。細かな文字に難儀しながらも、ストーリー運びの上手さや、動機の部分に焦点が当てられた殺人事件の先が気になり没頭していく。全てが明かされる時、その悲しい事実に遭遇した瞬間を切り取る手法は見事で、まさに女流作家クリスティーだからこそ描けた場面なのだろう。中学生の時以来、久しぶりに読んだクリスティー。あの頃のワクワクした気持ちが蘇ってきたようだ

2024/10/26

じゅり子

再読。ミス・マープルシリーズではこれが一番好きかも。テニスンの詩を引用するバントリー夫人や、若くて元気のいいチェリーもいい味ですが、事件の動機が哀しいもので…話や噂から真実に辿り着いていくミス・マープルはやっぱりすごいおばあちゃんだ。この延々と続くおしゃべりが好きなんですよね〜(笑)。知らぬ間に人を傷つけてしまう人間、それが我が身に降り掛かってくる、いつの時代でもある話だけど、自分を顧みなければ!と反省しきり。しばらくクリスティ再読しようっと。セント・メアリー・ミード村を想像しながら。

2016/09/18

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